ニューヨークにあるアブソリュートベーグル (Absolute Bagels)。その名前の通りに究極かどうかは別にして、さすがに本場の味。朝に訪れました。アッパーウエストサイドの街並みに溶け込んだお店に、通勤客、近くの学生、家族連れが次々と訪れる光景は、観光客のためだけのお店では無いということの証でした。
最寄は地下鉄ライン1のCathedral Pkwy駅 (110th)。店自体はブロードウェイ&108thにあるので、周辺の散策も兼ねて103th駅や、コロンビア大学のある116th駅から歩くのもお勧め。ブロードウェイに面しているので、分かりやすい場所にあります。
日曜日の朝ということもあり、さすがこの行列。しかしすぐに店内に入れます。持ち帰りの人が多く、また店員がとてもテキパキしているからです。フランス語らしき言葉を話すツーリストのカップル、新聞を読むおばさん、熱心に雑誌New Yorkerにかじりつくお兄さん。翌日(平日)に訪れたら、行列はありませんでした。さぁ自分の番、店内は無機質とも呼べるほど簡素ですが、ファンシーな内装が味を担保しているとは限らないことは、どこの街を訪れても例外ではありません。
注文はカウンター越し。サンドイッチのサブウェイをイメージしてください。コツは頼みたいものを大声で伝えること。英語が通じない(理解してもらえない)時はガッカリしますが、一つに声量が小さいことも原因だと思います。太く、低く、大きな声で伝えましょう。クリームチーズや、サーモンを挟んで欲しい時、トースト(暖める)して欲しい時も併せて伝えましょう。豆腐ベースのトフティ (Tofutti)というクリームチーズもおすすめ。なかなか珍しいものを見つけました。そしてレジで会計。コーヒーなど飲み物もありました。
座席は意外と空いています。なぜベーグルが「モチモチしている」とよく評されるのか、ぜひ自分で確かめてください。やはり自分も「モチモチしている」という感想が、誰に言われた訳でもなく思い浮かびました。中身がパンのようなベーグルもありますが、この質感だけは他の場所では再現できないはずです。
有名店です。しかしそれは観光客のための店という訳ではなく、次々と訪れるローカルの人達の多さが本当においしい店であることを証明しています。店の周辺は、マンションが多く、シナゴーグスも立ち並びます。小さな子供を抱えて忙しそうな通勤客、学生(コロンビア大学が近くにあります)、ユダヤ教の伝統的な帽子を被ったお年寄り、スポーツウェアを着たランナー、ヨガマットを持ち歩く若い女性。様々な人が歩いているので、人間観察をしているだけでも楽しい界隈です。初めてニューヨークを訪れると、ミッドタウンからは遠い所だなと思うかも知れません。しかし地下鉄に乗ってここに来れば、日常の光景、ニューヨークの朝を見ることが出来ます。
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Jun 20, 2015
Mar 5, 2015
一番訪れやすいブルーボトルコーヒーの店
サンフランシスコで最も訪れやすいブルーボトルコーヒー/Blue Bottle Coffeeの店は、中心部のマーケット通りから程近いオールドミント/Old Mintという場所にあります。観光やビジネスで訪れて、滞在時間が短くても、便利なマーケット通り近くの店なら、すぐに立ち寄ることが出来ます。夏なのに肌寒いサンフランシスコの朝にはぴったりのコーヒーでした。
マーケット通り周辺には、地下鉄MUNI、バス、BART、ケーブルカーなど公共交通機関が集まっており、主要なホテルも数多くあります。観光やビジネスで滞在される方も多いでしょう。マーケット通りから、5th Streetに入って二つ目の角を向かって右に進むとOld Mint Plazaです。更に奥に入っていくとお馴染みのブルーボトルマーク。知らなければ通り過ぎてしまいそうな店構えです。列が出来ていても、比較的すぐ中に入れます。
細長い店内。入り口付近にはギフトグッズが並び、レジで注文をします。ドリップか、サイフォン式か好きな方を選びます。サイドメニューもどうぞ。マフィンやクッキーはもちろん、食事メニューもありました。店で食べるなら、サイフォンが並べられたカウンターの前に座るのがおすすめ。目の前のサイフォンでコーヒーが淹れられている様子を眺めながら、コーヒーを飲みましょう。店員とお客さんが楽しそうに会話しているのが、アメリカらしい光景でした。
トロピカルで濃い色をしたコーヒーとは対照的に、店内はコケイジャンばかり。時折アジア系を見かけます。それにしても、アップル製品使用率の高さに驚きます。サンフランシスコ、アップル製品、(比較的裕福そうな)コケイジャン、コーヒー!決してスターバックスではないのです。まるでスケッチコメディーの舞台になりそうな光景でした。
それにしても驚くべきは、高級コーヒーを売るだけのストーリーを描けるということでしょうか。決しておしつけがましくはなく、あくまでもクールに頭を使って、高い売価を納得させるのです。どうしたら、ヒップスターの仮面を被りながら、商売に徹することが出来るのでしょうか。頭を使って仕事をしなければいけません。
また高級コーヒーにお金を出せる客層は、何もベイエリアに限らず、日本にだって多いと思います。それにしても、経済的な余裕さと文化的な趣向レベルはどのように結びついているのでしょうか。物を選択して消費をする行為が多少なりとも自己演出であるのだとした時に、単純に財力を見せつける行為は全世界に共通的なものでしょうが、財力に文化的なレベルを伴わせる行為は、アジアに比べると、アメリカなど西洋社会により特徴的なものかも知れません。おいしいコーヒーを全世界(もちろん日本にも)にもたらすことは容易に可能ですが、ブルーボトルコーヒーの店内の雰囲気に特徴的な、ある種の心地よさは、経済的な格差と文化レベルの差がより密接に結びついている(ように見える)社会に特有なものなのでしょうか。
「なぜビーガンやサードウェーブのコーヒーにこだわるのか?」と聞かれたら、「それはあなた達が、ビーガンやサードウェーブのコーヒーにこだわらない人達だからだ。」と答えてあげましょう。ここまで言う人をあまり見掛けたことがないのが幸いです。
マーケット通り周辺には、地下鉄MUNI、バス、BART、ケーブルカーなど公共交通機関が集まっており、主要なホテルも数多くあります。観光やビジネスで滞在される方も多いでしょう。マーケット通りから、5th Streetに入って二つ目の角を向かって右に進むとOld Mint Plazaです。更に奥に入っていくとお馴染みのブルーボトルマーク。知らなければ通り過ぎてしまいそうな店構えです。列が出来ていても、比較的すぐ中に入れます。
細長い店内。入り口付近にはギフトグッズが並び、レジで注文をします。ドリップか、サイフォン式か好きな方を選びます。サイドメニューもどうぞ。マフィンやクッキーはもちろん、食事メニューもありました。店で食べるなら、サイフォンが並べられたカウンターの前に座るのがおすすめ。目の前のサイフォンでコーヒーが淹れられている様子を眺めながら、コーヒーを飲みましょう。店員とお客さんが楽しそうに会話しているのが、アメリカらしい光景でした。
トロピカルで濃い色をしたコーヒーとは対照的に、店内はコケイジャンばかり。時折アジア系を見かけます。それにしても、アップル製品使用率の高さに驚きます。サンフランシスコ、アップル製品、(比較的裕福そうな)コケイジャン、コーヒー!決してスターバックスではないのです。まるでスケッチコメディーの舞台になりそうな光景でした。
それにしても驚くべきは、高級コーヒーを売るだけのストーリーを描けるということでしょうか。決しておしつけがましくはなく、あくまでもクールに頭を使って、高い売価を納得させるのです。どうしたら、ヒップスターの仮面を被りながら、商売に徹することが出来るのでしょうか。頭を使って仕事をしなければいけません。
また高級コーヒーにお金を出せる客層は、何もベイエリアに限らず、日本にだって多いと思います。それにしても、経済的な余裕さと文化的な趣向レベルはどのように結びついているのでしょうか。物を選択して消費をする行為が多少なりとも自己演出であるのだとした時に、単純に財力を見せつける行為は全世界に共通的なものでしょうが、財力に文化的なレベルを伴わせる行為は、アジアに比べると、アメリカなど西洋社会により特徴的なものかも知れません。おいしいコーヒーを全世界(もちろん日本にも)にもたらすことは容易に可能ですが、ブルーボトルコーヒーの店内の雰囲気に特徴的な、ある種の心地よさは、経済的な格差と文化レベルの差がより密接に結びついている(ように見える)社会に特有なものなのでしょうか。
「なぜビーガンやサードウェーブのコーヒーにこだわるのか?」と聞かれたら、「それはあなた達が、ビーガンやサードウェーブのコーヒーにこだわらない人達だからだ。」と答えてあげましょう。ここまで言う人をあまり見掛けたことがないのが幸いです。
Nov 22, 2013
アルバータ地区で欠かせないフライドチキン
ポートランドで個性的なエリアの代表格と言えば、アルバータ地区/Alberta Street。チェーン店は少なく、独立経営の店ばかりです。もちろん有名なフライドチキンサンドイッチを、パインステートビスケット/Pine State Biscuitsで食べて来ました。散歩するだけで楽しいエリアです。
自転車で訪れると便利です。ダウンタウンで自転車を借りて、他の地区と併せてサイクリングするのがベストな楽しみ方。何たってポートランドは自転車の町です。バスならば、ダウンタウンからRoute8 に乗り、NE 15th Ave/NE Alberta Stの交差点で降ります。多少時間は掛かりそうです。交通局Trimetのページで、バスルートをトレースできる地図&時刻表があるので、確認してみて下さい(http://trimet.org/bus/index.htm)。
Alberta Stは東西に連なる通りであり、賑やかなのは15~30th Ave(Aveは南北に連なる)の周辺でした。北西部らしい爽やかな夏の休日。多くの人で賑わっていました。昼ご飯を食べて、店を眺めて散歩する。昼間訪れるのに最適な場所だと思います。
さてお待ち兼ねのフライドチキンサンド。パインステートビスケット/Pine State Biscuitsという店です(http://www.pinestatebiscuits.com/)。Alberta St/22th Aveにあります。行列を目印に訪れてください。レジで注文を頼み、しばらくすると自分のオーダが呼ばれて取りに行くというシステム。メニューの数が多いので迷います。今回は王道的?な、フライドチキンサンド(The Mcisleyというメニュー)と、アイスティーを頼みました。ちなみに英語名を伝えたので、名前が呼ばれたのに気づきませんでした、恥ずかしい笑。慣れない事をするものではありません。
とにかくおいしいです。日本では全くお目に掛かれない料理。ポートランドに来た甲斐がありました。しっとりとしたビスケット、そして何よりもチキン。フライドチキンに欠かせない秘伝のスパイスが健在。そしてハニーマスタードと、ピクルスが良く合います。甘さと、柔らかなすっぱさと、スパイシーな味が絶妙でした。甘さとすっぱさの組み合わせ(まさにハニーマスタード)はアメリカならではの、味付けでいいですね。それに胸肉なので、肉のうまみがあるし、脂っぽくないので、食べやすいです。そして口直しのアイスティー。南部料理を食べる時は、これくらい甘くないと。量が多いのも嬉しいです。
ちなみにPine treeはノースカロライナ州のオフィシャルツリー(州の木)ですから、やはり南部テイスト。そもそもファーマーズマーケットのベンダーからスタートした彼ら。全く気取ることのない店内でしたが、徹底したこだわりとマーケティングを感じる辺り、やはり素人ではない、ビジネスマン達なのだと思います。何事も徹底しないといけません。
レストランの裏側です。雑然としているようで、うまくまとまっていて良い雰囲気。花屋も、レストランも、ゴテゴテしていないで、全てが自然体でした。Thicket(http://www.thicketpdx.com/) という花屋を発見。日本の個人商店のオーナーさん、働いている方はディプレイやマーケティング方法を観察に、ぜひポートランドを訪れるべきです。チェーン店ではなく、こういう雰囲気の店が増えて欲しいですね。ちなみに、ポートランドのボヘミアンタウンといえども、さすがに"Fresh Herbs"は"まともな方の"ハーブでしたので、安心して下さい笑。
街の景観を乱すと悪名高い電信柱も、ここでは一つの文化です。コメディドラマのPortlandiaにも、電信柱にバンドの宣伝を貼り付けるシーンがあったくらいです。そしてまたしても、マイクロブルーワリーを発見。ちょっとしたロットにこうやって、テーブルとイスを出して、くつろいでいます。Food truckがありました。のんびりとした休日の過ごし方が上手な人達だと思います。
それにしても、こうしたヒップな地区は全米色々な町で見ることが出来る時代です。代表格はニューヨークのブルックリン・ウィリアムズバーグ辺りでしょう。しかしポートランドは良い意味で田舎なのです。背の高い建物はない普通の住宅街だし、空は広いし、道路も広い。ウィリアムズバーグなんかは、ヒップな街とは言え、ものすごい競争社会の雰囲気を感じます。どの店も、ああ見えて張り合っている感じ。一方でアルバータ地区はもっと落ち着いた雰囲気。
そしてこうした個人経営の個性的な店を、そのまま日本に持って帰りたいくらいでした。いわゆる「私達は理念を大事にします」というコンセプト重んじますよ姿勢も、きちんと収益性というビジネスの鉄則に結びつける為のパフォーマンスの一環(もちろん理念は重要ですがそれだけではない)、とはいえ、表立ってガツガツしていないゆとりを感じさせます。けれども、考えているのはしっかりとした収益性。ボヘミアンに見えて、やはり彼らはプロ集団なのでした。
"Alberta Main Street" 地元の商工団体:(http://albertamainst.org/)
"Travel Portland" 公式観光ガイド:(http://www.travelportland.com/collection/alberta-arts-district/)
自転車で訪れると便利です。ダウンタウンで自転車を借りて、他の地区と併せてサイクリングするのがベストな楽しみ方。何たってポートランドは自転車の町です。バスならば、ダウンタウンからRoute8 に乗り、NE 15th Ave/NE Alberta Stの交差点で降ります。多少時間は掛かりそうです。交通局Trimetのページで、バスルートをトレースできる地図&時刻表があるので、確認してみて下さい(http://trimet.org/bus/index.htm)。
Alberta Stは東西に連なる通りであり、賑やかなのは15~30th Ave(Aveは南北に連なる)の周辺でした。北西部らしい爽やかな夏の休日。多くの人で賑わっていました。昼ご飯を食べて、店を眺めて散歩する。昼間訪れるのに最適な場所だと思います。
さてお待ち兼ねのフライドチキンサンド。パインステートビスケット/Pine State Biscuitsという店です(http://www.pinestatebiscuits.com/)。Alberta St/22th Aveにあります。行列を目印に訪れてください。レジで注文を頼み、しばらくすると自分のオーダが呼ばれて取りに行くというシステム。メニューの数が多いので迷います。今回は王道的?な、フライドチキンサンド(The Mcisleyというメニュー)と、アイスティーを頼みました。ちなみに英語名を伝えたので、名前が呼ばれたのに気づきませんでした、恥ずかしい笑。慣れない事をするものではありません。
とにかくおいしいです。日本では全くお目に掛かれない料理。ポートランドに来た甲斐がありました。しっとりとしたビスケット、そして何よりもチキン。フライドチキンに欠かせない秘伝のスパイスが健在。そしてハニーマスタードと、ピクルスが良く合います。甘さと、柔らかなすっぱさと、スパイシーな味が絶妙でした。甘さとすっぱさの組み合わせ(まさにハニーマスタード)はアメリカならではの、味付けでいいですね。それに胸肉なので、肉のうまみがあるし、脂っぽくないので、食べやすいです。そして口直しのアイスティー。南部料理を食べる時は、これくらい甘くないと。量が多いのも嬉しいです。
ちなみにPine treeはノースカロライナ州のオフィシャルツリー(州の木)ですから、やはり南部テイスト。そもそもファーマーズマーケットのベンダーからスタートした彼ら。全く気取ることのない店内でしたが、徹底したこだわりとマーケティングを感じる辺り、やはり素人ではない、ビジネスマン達なのだと思います。何事も徹底しないといけません。
レストランの裏側です。雑然としているようで、うまくまとまっていて良い雰囲気。花屋も、レストランも、ゴテゴテしていないで、全てが自然体でした。Thicket(http://www.thicketpdx.com/) という花屋を発見。日本の個人商店のオーナーさん、働いている方はディプレイやマーケティング方法を観察に、ぜひポートランドを訪れるべきです。チェーン店ではなく、こういう雰囲気の店が増えて欲しいですね。ちなみに、ポートランドのボヘミアンタウンといえども、さすがに"Fresh Herbs"は"まともな方の"ハーブでしたので、安心して下さい笑。
街の景観を乱すと悪名高い電信柱も、ここでは一つの文化です。コメディドラマのPortlandiaにも、電信柱にバンドの宣伝を貼り付けるシーンがあったくらいです。そしてまたしても、マイクロブルーワリーを発見。ちょっとしたロットにこうやって、テーブルとイスを出して、くつろいでいます。Food truckがありました。のんびりとした休日の過ごし方が上手な人達だと思います。
それにしても、こうしたヒップな地区は全米色々な町で見ることが出来る時代です。代表格はニューヨークのブルックリン・ウィリアムズバーグ辺りでしょう。しかしポートランドは良い意味で田舎なのです。背の高い建物はない普通の住宅街だし、空は広いし、道路も広い。ウィリアムズバーグなんかは、ヒップな街とは言え、ものすごい競争社会の雰囲気を感じます。どの店も、ああ見えて張り合っている感じ。一方でアルバータ地区はもっと落ち着いた雰囲気。
そしてこうした個人経営の個性的な店を、そのまま日本に持って帰りたいくらいでした。いわゆる「私達は理念を大事にします」というコンセプト重んじますよ姿勢も、きちんと収益性というビジネスの鉄則に結びつける為のパフォーマンスの一環(もちろん理念は重要ですがそれだけではない)、とはいえ、表立ってガツガツしていないゆとりを感じさせます。けれども、考えているのはしっかりとした収益性。ボヘミアンに見えて、やはり彼らはプロ集団なのでした。
"Alberta Main Street" 地元の商工団体:(http://albertamainst.org/)
"Travel Portland" 公式観光ガイド:(http://www.travelportland.com/collection/alberta-arts-district/)
ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html
Nov 14, 2013
ファーマーズマーケットの開催は日本では難しい
おいしい朝食を食べながら考えました。ポートランドのファーマーズマーケットのようなイベントを日本では実現できそうに無い理由です。ファーマーズマーケットとは、牧歌的な光景に見えながら、人々を啓蒙しようという教条的な理念と、資本主義とが高度に結びついた、大人のプロ集団による本気の舞台なのです。
・ファーマーズマーケットで「地域活性化」する必要がある程、そもそも日本の社会はそこまで荒廃していない。
ファーマーズマーケットは「地域活性化」に欠かせないイベントであり、道具です。しかし「活性化」とは地域の賑わいや経済効果を期待するものである以上に、地域の更正、荒廃からの復帰という、より政治的な使命を帯びているものを意味します。時には宗教的・教条的とさえ感じさせる緊張感と勢いも必要です。その為には、活性化の為に労力の注ぎがいがある程の徹底的に荒廃した社会が必要です。そして荒廃/活性化の対立軸において、それぞれの状態を作り出す要素(地域住民)が徹底的に異なる性質を帯びていることが欠かせません。幸いにも日本にはここまで徹底した社会的な対立状況は表面化していません。表面化していないことが問題ということではなくて、そもそもの対立の度合いが比較的浅いということです。
結局ファーマーズマーケットは、ジェントリフィケーションを引き起こすための道具の一つと言えるかも知れません。比較的裕福で文化・教育水準が高い人達がファーマーズマーケットの会場に集うことで、世帯収入・人種構成の面で地域の雰囲気が変わっていくのです。その結果、取り残される人達が生まれ、負の側面が生じるのは事実ですが、プラスの経済循環が生まれ、ひいては税収につながる効果も否定することは出来ません。
それでは、どんな人々が訪れているのでしょうか。新鮮な野菜を親に食べさせてもらえる幸せな子供の写真です。子供に野菜を食べさせたいのに、なかなか食べてくれないという悩みは一般的ですが、そもそも、食べさせることが出来ないのだとしたら、より一層深刻な問題です。野菜は、肉や穀物、加工食品のようには簡単に大量工業生産が出来ないので、概して値段が高くなりかねません。自ずから1カロリー当りの値段も高くなります。健康的な食生活を送るためには、比較的豊かな収入が必要になるとは、皮肉な話です。炭水化物と脂肪に頼らない栄養摂取は重要な課題なので、手頃に野菜を食べられるようになるべきですが、金銭的な問題があるのです。そして人々の趣向の問題。炭水化物と脂肪の比重が大きい食生活と、彼らの趣向とを結びつけて、貴賎を論じることが出来るのか。いずれにせよ、野菜・炭水化物・脂肪のどれでも好きに取れるだけの選択肢が用意されるべきでしょう。その点、ベジタリアンチョイスが比較的豊富なアメリカはよいなと思います。
・彼ら自身で集団を結成した時のアメリカ人の意志と行動は徹底的。
ファーマーズマーケットの運営団体はユニークです。まずは構成メンバー(ボードメンバー一覧)。市職員(ポートランド市住宅局)とランドスケープカンパニーのメンバーが参加しています。法律や規則といったテクニカルな面の運用は重要なので行政の参与が必要なのはもちろん、民間業者であるランドスケープカンパニーも参加することが、「活性化」の為に必要とされる原動力をもたらしているはずです。彼らにとって有益でなく、価値もないことを民間業者が行う理由はありません。資本主義の理論が染み渡っているのです。日本風に言えば、行政・不動産デベロッパー(更に私鉄の鉄道会社?)が皆で運営しているイメージでしょうか。やはりプロ集団の力が必要です。特にマーケティング技術と志向。理念は大事ですが、本当に理念を実現するためにはプロ集団の技術と、資本主義と収益性に裏づけられたパワーが欠かせないのです。
そして参加農家に求められるルールもストリクト(ベンダーになるための条件)。これは本気です。誰が決めたか分からない、漠然と決められた規則に結局は従っているという曖昧なものではなく、自分達で決めた厳しいルールを互いに守り、参加者にも課すというダイナミズムがたまりません。
最後に。
地域を更正する。人々の味覚を更正する。そして人々の音楽に対する感性を更正する機会をも与えてくれます。オートチューンに毒された耳を癒す為のバンド達が会場には数多くいました。オールドタイムやブルーグラスのバンドが多かったです。爽やかで明るい、落ち着いた初夏のポートランドにぴったりの音楽。気持ちよかったです。
それにしても、アメリカが本気で社会的な運動、行動を起こした時の迫力と気合には追いつくことが出来ません。日本がポートランドのファーマーズマーケットから学ぶものがあるとすれば、ファーマーズマーケットは決して牧歌的なものなのではなく、技術的(マーケティング、自主ルールの作り方)なプロ集団の力が必要なのだということ。そして新鮮な野菜、健康的な生活を掲げ、人々を啓蒙するという教条的な思想と、資本主義(民間業者や行政を巻き込むための理由)が高度に結びついた舞台であるということを知る必要があるでしょう。それでも、スーパーに行けば新鮮な野菜が手頃な値段で十分に買える国であっても、面倒くさいことをしてまででも、彼らのファーマーズマーケットを真似てみる価値は十分にあると信じます。
難しい話はさておき、おすすめのショップ&食べ物はこちらから。
おいしい食べ物自体はもちろん、気候も会場の雰囲気も全てが最高でした。
「ポートランド・ファーマーズマーケットで見つけたおすすめ」
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/10/12.html
・ファーマーズマーケットで「地域活性化」する必要がある程、そもそも日本の社会はそこまで荒廃していない。
ファーマーズマーケットは「地域活性化」に欠かせないイベントであり、道具です。しかし「活性化」とは地域の賑わいや経済効果を期待するものである以上に、地域の更正、荒廃からの復帰という、より政治的な使命を帯びているものを意味します。時には宗教的・教条的とさえ感じさせる緊張感と勢いも必要です。その為には、活性化の為に労力の注ぎがいがある程の徹底的に荒廃した社会が必要です。そして荒廃/活性化の対立軸において、それぞれの状態を作り出す要素(地域住民)が徹底的に異なる性質を帯びていることが欠かせません。幸いにも日本にはここまで徹底した社会的な対立状況は表面化していません。表面化していないことが問題ということではなくて、そもそもの対立の度合いが比較的浅いということです。
結局ファーマーズマーケットは、ジェントリフィケーションを引き起こすための道具の一つと言えるかも知れません。比較的裕福で文化・教育水準が高い人達がファーマーズマーケットの会場に集うことで、世帯収入・人種構成の面で地域の雰囲気が変わっていくのです。その結果、取り残される人達が生まれ、負の側面が生じるのは事実ですが、プラスの経済循環が生まれ、ひいては税収につながる効果も否定することは出来ません。
それでは、どんな人々が訪れているのでしょうか。新鮮な野菜を親に食べさせてもらえる幸せな子供の写真です。子供に野菜を食べさせたいのに、なかなか食べてくれないという悩みは一般的ですが、そもそも、食べさせることが出来ないのだとしたら、より一層深刻な問題です。野菜は、肉や穀物、加工食品のようには簡単に大量工業生産が出来ないので、概して値段が高くなりかねません。自ずから1カロリー当りの値段も高くなります。健康的な食生活を送るためには、比較的豊かな収入が必要になるとは、皮肉な話です。炭水化物と脂肪に頼らない栄養摂取は重要な課題なので、手頃に野菜を食べられるようになるべきですが、金銭的な問題があるのです。そして人々の趣向の問題。炭水化物と脂肪の比重が大きい食生活と、彼らの趣向とを結びつけて、貴賎を論じることが出来るのか。いずれにせよ、野菜・炭水化物・脂肪のどれでも好きに取れるだけの選択肢が用意されるべきでしょう。その点、ベジタリアンチョイスが比較的豊富なアメリカはよいなと思います。
・彼ら自身で集団を結成した時のアメリカ人の意志と行動は徹底的。
ファーマーズマーケットの運営団体はユニークです。まずは構成メンバー(ボードメンバー一覧)。市職員(ポートランド市住宅局)とランドスケープカンパニーのメンバーが参加しています。法律や規則といったテクニカルな面の運用は重要なので行政の参与が必要なのはもちろん、民間業者であるランドスケープカンパニーも参加することが、「活性化」の為に必要とされる原動力をもたらしているはずです。彼らにとって有益でなく、価値もないことを民間業者が行う理由はありません。資本主義の理論が染み渡っているのです。日本風に言えば、行政・不動産デベロッパー(更に私鉄の鉄道会社?)が皆で運営しているイメージでしょうか。やはりプロ集団の力が必要です。特にマーケティング技術と志向。理念は大事ですが、本当に理念を実現するためにはプロ集団の技術と、資本主義と収益性に裏づけられたパワーが欠かせないのです。
そして参加農家に求められるルールもストリクト(ベンダーになるための条件)。これは本気です。誰が決めたか分からない、漠然と決められた規則に結局は従っているという曖昧なものではなく、自分達で決めた厳しいルールを互いに守り、参加者にも課すというダイナミズムがたまりません。
最後に。
地域を更正する。人々の味覚を更正する。そして人々の音楽に対する感性を更正する機会をも与えてくれます。オートチューンに毒された耳を癒す為のバンド達が会場には数多くいました。オールドタイムやブルーグラスのバンドが多かったです。爽やかで明るい、落ち着いた初夏のポートランドにぴったりの音楽。気持ちよかったです。
それにしても、アメリカが本気で社会的な運動、行動を起こした時の迫力と気合には追いつくことが出来ません。日本がポートランドのファーマーズマーケットから学ぶものがあるとすれば、ファーマーズマーケットは決して牧歌的なものなのではなく、技術的(マーケティング、自主ルールの作り方)なプロ集団の力が必要なのだということ。そして新鮮な野菜、健康的な生活を掲げ、人々を啓蒙するという教条的な思想と、資本主義(民間業者や行政を巻き込むための理由)が高度に結びついた舞台であるということを知る必要があるでしょう。それでも、スーパーに行けば新鮮な野菜が手頃な値段で十分に買える国であっても、面倒くさいことをしてまででも、彼らのファーマーズマーケットを真似てみる価値は十分にあると信じます。
難しい話はさておき、おすすめのショップ&食べ物はこちらから。
おいしい食べ物自体はもちろん、気候も会場の雰囲気も全てが最高でした。
「ポートランド・ファーマーズマーケットで見つけたおすすめ」
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/10/12.html
ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html
Oct 26, 2013
ポートランド・ファーマーズマーケットで見つけたおすすめ
とても気持ち良い雰囲気のファーマーズマケット。散歩と朝ごはん、お土産を買うのにも最適でした。ポートランドのエッセンスが詰まっています。見ているだけで楽しいベンダーと会場の写真を紹介します。とにかく、うまいものばかりです。さすがポートランド。
1992年から始まったファーマーズマーケットは、ポートランド市内の7カ所の会場で開かれています。今回は毎週土曜日の午前中に開催している、PSU(Portland State University/ポートランド州立大学) 会場を訪れました。毎日いずれかの会場で開催されているので、何曜日にポートランドを訪れても参加できますね。PSU会場が最もベンダーの数が多くて賑やか、かつ観光でも訪れやすい場所にあるので、土曜日に訪れることが出来て幸運でした。
会場は路面電車MAXのPSU/SW 6th Montgomery駅から、SW Harrison St.を2ブロックほど歩いた公園にあります。緑と木漏れ日が美しい広場です。周辺は大学キャンパスを形成していて、大学関連の建物が立ち並んでいます。街中のキャンパスでありながら、緑が豊かで美しいです。
みな、思い思いにくつろいでいます。たくさんの人で賑わっていましたが、決してゴミゴミはしておらず、あくまでも落ち着いたリラックスモード。こちらの人は基本的な動作や仕草が、何やら落ち着いていますね。そして家族、ご近所さん?含めて、休みの日をこうやってのんびりと過ごすなんて、うらやましいです。それにしても、お客さんはコケイジャンばかり(約8割?)。ポートランドの街中を歩いた限りでも、それほど人種的多様性を感じませんが、ファーマーズマーケットはより一層その傾向を感じました。
色の洪水!日本では見かけない野菜も多々あり、眺めているだけで楽しいです。どんな料理にしたらおいしいのか。そんなことを考えながらの散歩は、foodie pleasureでした。アーティチョークは日本では見かけませんね。どのベンダーも野菜をどさっと、ラフに積み置きしている印象ですが、実は色取りや見栄えをしっかり計算しているはずです。オレンジ&赤のミニトマトの色のコントラスト。美味しそうに見える山積み具合。視覚的な印象は重要です。しっかりと考察を踏まえ計算しているのに、あくまでも自然体に見せるのです。
朝食のおすすめ
・「パールベーカリー」Pearl Bakery http://www.pearlbakery.com/
パール地区(パウエルブックストアの近く)にあるパン屋はファーマーズマーケットにも出店しています。ずっしりとしたバナナブレッドがおいしかった。近くにはコーヒーベンダーもありました。地元な有名なパン屋として、サンフランシスコ・ミッション地区にある「タータイン」 Tartineのような存在でしょうか?(過去記事)
・果物もあります。ベリー系の充実っぷりはアメリカらしいなと思います。 桃もありました。皮をむかないで、食べている人を見かけました。おなじみの食材でも、食べ方が少しづつ異なるのが、外国で見つけた小さな発見です。小さな違いがおもしろいですね。
・もちろんミートラバーも満足できるベンダーはあります。ホットドッグの店、アルバータ通りで有名な「パインステートビスケット」Pine State Biscuitを見つけました。フライドチキンを挟んだビスケットサンドイッチが絶品です。かなりの行列でした。名前は忘れてしまいましたが、サラミの店で試食したドライサラミも最高。
おみやげのおすすめ
・「フレディーガイズヘーゼルナッツ」Freddy Guys http://www.freddyguys.com/
ポートランドでよく見かけるヘーゼルナッツを買うならぜひここで。試食させてもらって、店の人と会話をしてコミュニケーションを取りながら買ったお土産はより一層、思い出に残りました。ガーリック風味はビール党、チョコがけは皆にぴったり。愛想のよい店員さんでした。
・「チェリーカントリー」Cherry Country http://thecherrycountry.com/
オレゴン名物のさくらんぼの店です。きれいな箱に入ったチョコがけのさくらんぼは日本人の お土産にぴったりだと思います。ギフトらしい体裁を望むのならば。この店はBS-TBSの「アメリカの街」という番組に登場していました。 家族経営です。日本のテレビで見たよ!とお姉さんに話しかけたら、何やら嬉しそうでした。
行きたい店リストなんて作らないでください。いっそ事前情報を仕入れないで訪れた方が感動が増すかもしれません。食べ物を食べるという当たり前の行為がこんなにも神聖で重要なんだと、再発見をしました。工業生産された加工食品を大量に消費する国でありながら、アーティサナルな食文化も世界に発信するアメリカのパワー。良い方向にも、悪い方向にも、食文化を牽引する力を持った国なのです。そしてポートランドの食文化!じわじわと伝わってくる感動が気持ちよかったです。
後半では、こうしたファーマーズマーケットの日本での開催が難しそうな理由、それでも真似する価値があるのではないか?と考えてみます。
「ファーマーズマーケットの開催は日本では難しい」
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_14.html
1992年から始まったファーマーズマーケットは、ポートランド市内の7カ所の会場で開かれています。今回は毎週土曜日の午前中に開催している、PSU(Portland State University/ポートランド州立大学) 会場を訪れました。毎日いずれかの会場で開催されているので、何曜日にポートランドを訪れても参加できますね。PSU会場が最もベンダーの数が多くて賑やか、かつ観光でも訪れやすい場所にあるので、土曜日に訪れることが出来て幸運でした。
会場は路面電車MAXのPSU/SW 6th Montgomery駅から、SW Harrison St.を2ブロックほど歩いた公園にあります。緑と木漏れ日が美しい広場です。周辺は大学キャンパスを形成していて、大学関連の建物が立ち並んでいます。街中のキャンパスでありながら、緑が豊かで美しいです。
みな、思い思いにくつろいでいます。たくさんの人で賑わっていましたが、決してゴミゴミはしておらず、あくまでも落ち着いたリラックスモード。こちらの人は基本的な動作や仕草が、何やら落ち着いていますね。そして家族、ご近所さん?含めて、休みの日をこうやってのんびりと過ごすなんて、うらやましいです。それにしても、お客さんはコケイジャンばかり(約8割?)。ポートランドの街中を歩いた限りでも、それほど人種的多様性を感じませんが、ファーマーズマーケットはより一層その傾向を感じました。
色の洪水!日本では見かけない野菜も多々あり、眺めているだけで楽しいです。どんな料理にしたらおいしいのか。そんなことを考えながらの散歩は、foodie pleasureでした。アーティチョークは日本では見かけませんね。どのベンダーも野菜をどさっと、ラフに積み置きしている印象ですが、実は色取りや見栄えをしっかり計算しているはずです。オレンジ&赤のミニトマトの色のコントラスト。美味しそうに見える山積み具合。視覚的な印象は重要です。しっかりと考察を踏まえ計算しているのに、あくまでも自然体に見せるのです。
朝食のおすすめ
・「パールベーカリー」Pearl Bakery http://www.pearlbakery.com/
パール地区(パウエルブックストアの近く)にあるパン屋はファーマーズマーケットにも出店しています。ずっしりとしたバナナブレッドがおいしかった。近くにはコーヒーベンダーもありました。地元な有名なパン屋として、サンフランシスコ・ミッション地区にある「タータイン」 Tartineのような存在でしょうか?(過去記事)
・果物もあります。ベリー系の充実っぷりはアメリカらしいなと思います。 桃もありました。皮をむかないで、食べている人を見かけました。おなじみの食材でも、食べ方が少しづつ異なるのが、外国で見つけた小さな発見です。小さな違いがおもしろいですね。
・もちろんミートラバーも満足できるベンダーはあります。ホットドッグの店、アルバータ通りで有名な「パインステートビスケット」Pine State Biscuitを見つけました。フライドチキンを挟んだビスケットサンドイッチが絶品です。かなりの行列でした。名前は忘れてしまいましたが、サラミの店で試食したドライサラミも最高。
おみやげのおすすめ
・「フレディーガイズヘーゼルナッツ」Freddy Guys http://www.freddyguys.com/
ポートランドでよく見かけるヘーゼルナッツを買うならぜひここで。試食させてもらって、店の人と会話をしてコミュニケーションを取りながら買ったお土産はより一層、思い出に残りました。ガーリック風味はビール党、チョコがけは皆にぴったり。愛想のよい店員さんでした。
・「チェリーカントリー」Cherry Country http://thecherrycountry.com/
オレゴン名物のさくらんぼの店です。きれいな箱に入ったチョコがけのさくらんぼは日本人の お土産にぴったりだと思います。ギフトらしい体裁を望むのならば。この店はBS-TBSの「アメリカの街」という番組に登場していました。 家族経営です。日本のテレビで見たよ!とお姉さんに話しかけたら、何やら嬉しそうでした。
行きたい店リストなんて作らないでください。いっそ事前情報を仕入れないで訪れた方が感動が増すかもしれません。食べ物を食べるという当たり前の行為がこんなにも神聖で重要なんだと、再発見をしました。工業生産された加工食品を大量に消費する国でありながら、アーティサナルな食文化も世界に発信するアメリカのパワー。良い方向にも、悪い方向にも、食文化を牽引する力を持った国なのです。そしてポートランドの食文化!じわじわと伝わってくる感動が気持ちよかったです。
後半では、こうしたファーマーズマーケットの日本での開催が難しそうな理由、それでも真似する価値があるのではないか?と考えてみます。
「ファーマーズマーケットの開催は日本では難しい」
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_14.html
ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html
Aug 23, 2013
ポートランドの地ビール祭り
クラフトビール(地ビール)は好きですか?オレゴン・ポートランドで毎年7月に開催される"オレゴン・ブルワーズ・フェスティバル/Oregon Brewers Festival"の雰囲気をレポートします。アメリカのビールがまずいだなんて、今ではウソです。ブログで味は伝わりませんが、雰囲気だけでも伝えられればと思います。 (http://www.oregonbrewfest.com/)
アメリカは想像以上にクラフトビールが盛んな国、中でもポートランドは聖地なのだとか。そのポートランドの中心部、コロンビア川のほとりの公園が会場です。北西部の夏らしく、澄み切った青空、そして夏の夕暮れらしい風と光の質感。こんな最高の環境でクラフトビールを満喫できるなんて!
入場時には年齢確認があるので、必ずID(パスポートか、現地の免許証)を持っていきます。しっかりと生年月日を確認されます。アルコールに関しては、日本以上に厳しい国なのかも知れません。厳しいゲートを抜けたら、後は全てを忘れて楽しみましょう。
まずはグラスとコインを購入します。おみやげにも最適な結構しっかりとしたつくりのビールグラス。そしてコイン1枚=試飲(グラス1/4杯分)、4枚=グラス1杯分飲めます。旅行当時は1ドル=約98円でしたので、日本のオクトバーフェストよりもお手頃ですね。
写真右側がブルワリーのブースです。一斉に並んでいます。好きな所に並んで、コインと引き換えに注いでもらいます。どのブースも奥にサーバーが置いてあって、一度ピッチャーに移し替えてから、お客さんのコップに注いでくれます。ここはアメリカ。どんなに行列が出来ても、スタッフを急かしてはいけません。焦らす気も、焦る気も、必要ありません。
とりあえず一番混んでいたブースでIPAを飲みました。とにかく、うまい!迷ったら一番混んでいる所にとりあえず行ってみるのがいいかも。その後も、他のブルワリーのIPAばかり飲んでいました。ひとまず1ドルで各種スタイル(IPA、ラガー、ペールエールなど)を試飲してみて、一番気に入ったスタイルのものを続けて飲むなんて、そんな楽しみ方はどうでしょう。
こう見えて、世界中からお客さんが来ています。どこから来たのか、ピンを立てようコーナーです。恥ずかしながら日本多いですね笑。ミーハー。かくいう自分達のグループは日本&韓国(ユースホステルの人達と一緒に訪れました)。ヨーロッパの人達も多いです。とにかくコケイジャンのお客さんが多かったのですが、アメリカ・ヨーロッパを問わず、クラフトビールは彼らのお気に入りというか、コケイジャン文化を代表するものの一つなのかも知れません。そして見かけで、どこの国出身かを考えるなんて、愚かなことですね。香港から来たというおじさんに話しかけられましたが、彼はコケイジャン。ミスターワールドワイドです。
みんな楽しみ方、リラックスの仕方が上手です。仕草や動作が落ち着いているというか、のんびりゆったりとしています。お酒が入っているので声量は大きいですが、声質が低音ぎみなので、決してやかましくはありません。アルコールが入るイベントでありながら、みなマナーがとても良いです。泥酔して潰れる人、騒ぎまくる酔っぱらいはいません。みなお酒の飲み方が上手です。お客さんたちのこの雰囲気、どうでしょう?幸せそうな人達を見ていると、こちらまで幸せになった気持ちがしてきますね。
会場ではライブミュージックも楽しめます。ダンスミュージックを奏でる、このアーティスト。インディーミュージックというか、楽器まで自作してしまう、究極の手作り感!DIY精神が根付くポートランドでは、音楽だって手作りに限ります。
そして会場の熱気はまだまだ続きます。20時を過ぎて、ようやく太陽が傾きだすと、少しづつチルダウンしていきます。サマータイムのお蔭で、21時まで夜が訪れません。残業しても、太陽の下でビールを楽しめるのです。ビールの味はもちろん、この最高の雰囲気を楽しみに来てください。
アメリカは想像以上にクラフトビールが盛んな国、中でもポートランドは聖地なのだとか。そのポートランドの中心部、コロンビア川のほとりの公園が会場です。北西部の夏らしく、澄み切った青空、そして夏の夕暮れらしい風と光の質感。こんな最高の環境でクラフトビールを満喫できるなんて!
入場時には年齢確認があるので、必ずID(パスポートか、現地の免許証)を持っていきます。しっかりと生年月日を確認されます。アルコールに関しては、日本以上に厳しい国なのかも知れません。厳しいゲートを抜けたら、後は全てを忘れて楽しみましょう。
まずはグラスとコインを購入します。おみやげにも最適な結構しっかりとしたつくりのビールグラス。そしてコイン1枚=試飲(グラス1/4杯分)、4枚=グラス1杯分飲めます。旅行当時は1ドル=約98円でしたので、日本のオクトバーフェストよりもお手頃ですね。
写真右側がブルワリーのブースです。一斉に並んでいます。好きな所に並んで、コインと引き換えに注いでもらいます。どのブースも奥にサーバーが置いてあって、一度ピッチャーに移し替えてから、お客さんのコップに注いでくれます。ここはアメリカ。どんなに行列が出来ても、スタッフを急かしてはいけません。焦らす気も、焦る気も、必要ありません。
とりあえず一番混んでいたブースでIPAを飲みました。とにかく、うまい!迷ったら一番混んでいる所にとりあえず行ってみるのがいいかも。その後も、他のブルワリーのIPAばかり飲んでいました。ひとまず1ドルで各種スタイル(IPA、ラガー、ペールエールなど)を試飲してみて、一番気に入ったスタイルのものを続けて飲むなんて、そんな楽しみ方はどうでしょう。
こう見えて、世界中からお客さんが来ています。どこから来たのか、ピンを立てようコーナーです。恥ずかしながら日本多いですね笑。ミーハー。かくいう自分達のグループは日本&韓国(ユースホステルの人達と一緒に訪れました)。ヨーロッパの人達も多いです。とにかくコケイジャンのお客さんが多かったのですが、アメリカ・ヨーロッパを問わず、クラフトビールは彼らのお気に入りというか、コケイジャン文化を代表するものの一つなのかも知れません。そして見かけで、どこの国出身かを考えるなんて、愚かなことですね。香港から来たというおじさんに話しかけられましたが、彼はコケイジャン。ミスターワールドワイドです。
みんな楽しみ方、リラックスの仕方が上手です。仕草や動作が落ち着いているというか、のんびりゆったりとしています。お酒が入っているので声量は大きいですが、声質が低音ぎみなので、決してやかましくはありません。アルコールが入るイベントでありながら、みなマナーがとても良いです。泥酔して潰れる人、騒ぎまくる酔っぱらいはいません。みなお酒の飲み方が上手です。お客さんたちのこの雰囲気、どうでしょう?幸せそうな人達を見ていると、こちらまで幸せになった気持ちがしてきますね。
会場ではライブミュージックも楽しめます。ダンスミュージックを奏でる、このアーティスト。インディーミュージックというか、楽器まで自作してしまう、究極の手作り感!DIY精神が根付くポートランドでは、音楽だって手作りに限ります。
そして会場の熱気はまだまだ続きます。20時を過ぎて、ようやく太陽が傾きだすと、少しづつチルダウンしていきます。サマータイムのお蔭で、21時まで夜が訪れません。残業しても、太陽の下でビールを楽しめるのです。ビールの味はもちろん、この最高の雰囲気を楽しみに来てください。
ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html
Oct 6, 2012
ジャンバジュースが日本に上陸する日
ジャンバジュース好きです!それにしても、いつになったら日本にやって来るのか。いつまでも叶わぬ夢にどぎまぎしてしまいますが、日本への上陸が難しい理由がきっとあるはずです。
まずはコストの問題。多くの方が指摘しているように日本は果物が高い国です。まるで果物は宝石のように扱われます。外国人が驚く高級果物店はもちろん、普通のスーパーでも丁寧に陳列されています。きちんとカバーを被せてもらったり、箱につめられたり。これでは、原価を気にせず思う存分にスムージを作ることは出来ません。コストサイドからの説明としては「果物の高さ」という点に尽きるのだと思います。概して生鮮食料品はコストが比較的高いのです。
そしてスムージーの値段も気になります。スムージー一杯に一体いくらまで払いますか?高価な果物をふんだんに使う以上は日本ではきっと高いプライシングになるはずですが、となれば高級果物店のフルーツパフェや(それこそ"フルーツパーラー"なんて呼ばれるくらいなもので)、ジューススタンドがライバルとして現れて来ます。例えば日本のジャンバジュースが1杯800円するとします。これではよほどのファンでもない限り、二度目の来店は無いかも知れません。ただ、都内の一等地に出店して、果物をふんだんに使おうと思えば、これくらいの値段はしてしまいそうです。何とかしてワンコイン以内におさめる必要がありそうです。
最後に、そもそも日本人にとってのスムージの位置づけが気になります。何だかんだ言ってスムージーは輸入品です。それだけに、スムージーは食事なのか、それともおやつ(リフレッシュメント)なのか迷います。
スムージーは栄養素も値段的にも、十分食事代わりにもなりますが(アメリカ本国でジャンバジュース一杯飲むお金で、「昼食外食チェーンデフレ大国」の日本では十分に食事が出来ます)、健康的なスムージーが「ダイエット食」として認識される限り、「食事らしい食事をしっかり摂らないといけない信仰(a.k.a. おばあちゃんの知らないカタカナの食べ物は体に悪い信仰※)」によって、本来その能力を十分に有しているのに「食事」としての地位・名誉を得ることは難しそうです。またおやつにしては意外と高カロリー。ジャンバジュースはアメリカから輸入される以上、「アメリカ食=高カロリー」というレッテルを貼られてしまいます。
※フェイクミートのビーガンバーガーやフムスにオートミールと言ったカタカナの食べ物は、一般的な日本食よりも遥かに健康的だと思いますが。
そんなこんなで、ジャンバジュースが日本に進出しなさそうな理由は何やら自明な気がしてきました。それでも大好きなジャンバジュース。日本に進出して何かを見失ってしまったかのようなアバクロのようになってしまうなら、いっそ日本に上陸しない方がいいのかも知れません。飽きられてしまった時が恐ろしいのです。極東からその活躍をお祈りするだけに、留めておきたいと思います。
ジャンバジュースを始めて知ったのは、学生時代にサマープログラムで訪れたスタンフォード大学。青空と太陽がきれいなベイエリア。こんなうまいジュースがあったのかという驚き、そしてジャンバジュースがあるベイエリアの夏は健康的でさわやかで、良い思い出です。
日本人はカリフォルニアが大好きですが、ジャンバジュースはカリフォルニアのイメージにぴったりです。とにかくさわやか。もちろんロサンゼルスにもたくさんありました。マンハッタンビーチでも見掛けました。チェーン店といえども、センスよくローカライズされていますね。
それではジャンバジュースを飲める日本から一番近い場所はどこなのか?韓国ソウルの仁川空港にありました。ソウルの街中に店があるそうで、空港では小さなブースで売られていました。期待を裏切らない本場と同じ味に感動!ブース内では"Call Me Maybe"に続き、Maroon5の"Payphone"がBGMで流れる中、韓国人の店員がジュースを作ってくれます。"Before you came into my life, I feel so bad"とか、"I would still be holding you like this"という歌詞がジャンバジュースを目の前にして妙に心に響きます笑。どこの国にいるのか一瞬分からなくなる不思議な瞬間。ロスのコリアンタウンでジャンバジュースを飲んでいる感じ?それでもここは東アジアだという現実に引き戻してくれたのは、日本語で書かれたメニューでした。何やらちんちくりんな日本語でしたが、韓国に行って英語より先に日本語のメニューが目に入ったのは不思議。恐らくハワイのワイキキにジャンバジュースがあるからではないでしょうか。数多くの日本人観光客向けの日本語メニューを、そのまま韓国に持ってきたのでしょうか?ハワイと韓国と日本が結ばれる仁川空港ならではの発見でした。
そしてスムージーの値段も気になります。スムージー一杯に一体いくらまで払いますか?高価な果物をふんだんに使う以上は日本ではきっと高いプライシングになるはずですが、となれば高級果物店のフルーツパフェや(それこそ"フルーツパーラー"なんて呼ばれるくらいなもので)、ジューススタンドがライバルとして現れて来ます。例えば日本のジャンバジュースが1杯800円するとします。これではよほどのファンでもない限り、二度目の来店は無いかも知れません。ただ、都内の一等地に出店して、果物をふんだんに使おうと思えば、これくらいの値段はしてしまいそうです。何とかしてワンコイン以内におさめる必要がありそうです。
最後に、そもそも日本人にとってのスムージの位置づけが気になります。何だかんだ言ってスムージーは輸入品です。それだけに、スムージーは食事なのか、それともおやつ(リフレッシュメント)なのか迷います。
スムージーは栄養素も値段的にも、十分食事代わりにもなりますが(アメリカ本国でジャンバジュース一杯飲むお金で、「昼食外食チェーンデフレ大国」の日本では十分に食事が出来ます)、健康的なスムージーが「ダイエット食」として認識される限り、「食事らしい食事をしっかり摂らないといけない信仰(a.k.a. おばあちゃんの知らないカタカナの食べ物は体に悪い信仰※)」によって、本来その能力を十分に有しているのに「食事」としての地位・名誉を得ることは難しそうです。またおやつにしては意外と高カロリー。ジャンバジュースはアメリカから輸入される以上、「アメリカ食=高カロリー」というレッテルを貼られてしまいます。
※フェイクミートのビーガンバーガーやフムスにオートミールと言ったカタカナの食べ物は、一般的な日本食よりも遥かに健康的だと思いますが。
そんなこんなで、ジャンバジュースが日本に進出しなさそうな理由は何やら自明な気がしてきました。それでも大好きなジャンバジュース。日本に進出して何かを見失ってしまったかのようなアバクロのようになってしまうなら、いっそ日本に上陸しない方がいいのかも知れません。飽きられてしまった時が恐ろしいのです。極東からその活躍をお祈りするだけに、留めておきたいと思います。
ジャンバジュースを始めて知ったのは、学生時代にサマープログラムで訪れたスタンフォード大学。青空と太陽がきれいなベイエリア。こんなうまいジュースがあったのかという驚き、そしてジャンバジュースがあるベイエリアの夏は健康的でさわやかで、良い思い出です。
日本人はカリフォルニアが大好きですが、ジャンバジュースはカリフォルニアのイメージにぴったりです。とにかくさわやか。もちろんロサンゼルスにもたくさんありました。マンハッタンビーチでも見掛けました。チェーン店といえども、センスよくローカライズされていますね。
それではジャンバジュースを飲める日本から一番近い場所はどこなのか?韓国ソウルの仁川空港にありました。ソウルの街中に店があるそうで、空港では小さなブースで売られていました。期待を裏切らない本場と同じ味に感動!ブース内では"Call Me Maybe"に続き、Maroon5の"Payphone"がBGMで流れる中、韓国人の店員がジュースを作ってくれます。"Before you came into my life, I feel so bad"とか、"I would still be holding you like this"という歌詞がジャンバジュースを目の前にして妙に心に響きます笑。どこの国にいるのか一瞬分からなくなる不思議な瞬間。ロスのコリアンタウンでジャンバジュースを飲んでいる感じ?それでもここは東アジアだという現実に引き戻してくれたのは、日本語で書かれたメニューでした。何やらちんちくりんな日本語でしたが、韓国に行って英語より先に日本語のメニューが目に入ったのは不思議。恐らくハワイのワイキキにジャンバジュースがあるからではないでしょうか。数多くの日本人観光客向けの日本語メニューを、そのまま韓国に持ってきたのでしょうか?ハワイと韓国と日本が結ばれる仁川空港ならではの発見でした。
Sep 8, 2012
カリストガの素朴なダウンタウン
ナパバレー最北の街、カリストガは素朴な街並みの田舎町です。セントヘレナからサイクリングで到着しました。自転車で約1時間。きれいな田舎町は心が落ち着きます。
セントヘレナからサイクリングでやって来ました(前回記事)。Silverado Trailからカリストガのダウンタウンへは住宅街を抜けていきます。道が少し分かりにくいので迷ってしまいました。とはいえ、Silverado Trailから、Lincoln Stに入って、まっすぐ進めばよいだけの話でした。住宅街のどんなに分かりにくい道でも名前が付いているので助かりました。メインストリートはLincoln Stなので、そのまま進めばダウンタウンに到着します。
それにしても新緑がきれいでした。住宅街でありながら、視界いっぱいに緑が入ってくる景色は本当にアメリカならではです。こういう景色を見る度にちょっと感動します。うらやましいですね。そして放課後の地元の中学生達がのんびりと歩いていました。地元感満載です。ローカル気分を思う存分満喫できるのが、サイクリングのよさ。自分でいつでも気軽に行きたい所を選ぶことができるのが魅力です。
歩いてすぐに回れる小さなダウンタウン。セントヘレナに比べると素朴な雰囲気です。より地元感に溢れています。それもそう、元から鉱山と温泉で栄えて来た街なのだそう。カントリーウエスタンな雰囲気さえも漂ってきますね。とはいえここはナパバレー。ザガット掲載のレストランもちらほら見掛けました。さすがです。交差点付近のグリルの店がおいしそうでした。
気に入ったのはこの小さな本屋。Copperfields's Booksという店で、ナパ&ソノマ地域に展開する本屋だそうです。アメリカの小さな町に行く度に本屋に立ち寄ります。売っている本がベストセラー中心だとしても、小さなローカルの店だから織り成せるこの雰囲気。ホームページも興味深いですよ。ただ本を売るだけの小売店という存在を越えて、読書文化を支えよう!という感じの思いが伝わってきます。ビジネス上の利益を追い求める一方で、きっちりと哲学も持つ。バランス感覚が上手だなと思います。
今の時代、ただ物を売るだけならインターネットで十分ですよね。それでも本屋に行くのは、やっぱり本が好きだから。そして読書や活字に親しむ自分が好き、というナルシズムを含め、活字好きが集まる場所がやはり必要なのです。アマゾンは確かに便利。アマゾンが地域の本屋を破壊するのは致し方ない事実です。それに電子書籍。特に洋書は高いし、分厚くて持ち運びも大変だから便利です。とはいえ、そんな時代でも本屋は生き残るはずです。インクのにおい(特に洋書ならではのやつ)、紙の質感を忘れることは出来ませんね。
それにしてもぶらりと立ち寄るのにぴったりな街でした。そして今回のナパバレーの旅では、セントヘレナを楽しみ、カリストガまでサイクリングも満喫しました。ナパバレーのエッセンスを楽しめたと思います。次回また機会があれば、宿泊をしたいし、いっそソノマにも足を伸ばしてみたいです。ナパ最高!
【ナパレポート】
・車なしでナパバレーに行く方法
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/07/blog-post_28.html
・セントヘレナのおいしいもの
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/07/blog-post_29.html
・ナパでサイクリング(サイクリングガイド)
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html
セントヘレナからサイクリングでやって来ました(前回記事)。Silverado Trailからカリストガのダウンタウンへは住宅街を抜けていきます。道が少し分かりにくいので迷ってしまいました。とはいえ、Silverado Trailから、Lincoln Stに入って、まっすぐ進めばよいだけの話でした。住宅街のどんなに分かりにくい道でも名前が付いているので助かりました。メインストリートはLincoln Stなので、そのまま進めばダウンタウンに到着します。
それにしても新緑がきれいでした。住宅街でありながら、視界いっぱいに緑が入ってくる景色は本当にアメリカならではです。こういう景色を見る度にちょっと感動します。うらやましいですね。そして放課後の地元の中学生達がのんびりと歩いていました。地元感満載です。ローカル気分を思う存分満喫できるのが、サイクリングのよさ。自分でいつでも気軽に行きたい所を選ぶことができるのが魅力です。
歩いてすぐに回れる小さなダウンタウン。セントヘレナに比べると素朴な雰囲気です。より地元感に溢れています。それもそう、元から鉱山と温泉で栄えて来た街なのだそう。カントリーウエスタンな雰囲気さえも漂ってきますね。とはいえここはナパバレー。ザガット掲載のレストランもちらほら見掛けました。さすがです。交差点付近のグリルの店がおいしそうでした。
気に入ったのはこの小さな本屋。Copperfields's Booksという店で、ナパ&ソノマ地域に展開する本屋だそうです。アメリカの小さな町に行く度に本屋に立ち寄ります。売っている本がベストセラー中心だとしても、小さなローカルの店だから織り成せるこの雰囲気。ホームページも興味深いですよ。ただ本を売るだけの小売店という存在を越えて、読書文化を支えよう!という感じの思いが伝わってきます。ビジネス上の利益を追い求める一方で、きっちりと哲学も持つ。バランス感覚が上手だなと思います。
今の時代、ただ物を売るだけならインターネットで十分ですよね。それでも本屋に行くのは、やっぱり本が好きだから。そして読書や活字に親しむ自分が好き、というナルシズムを含め、活字好きが集まる場所がやはり必要なのです。アマゾンは確かに便利。アマゾンが地域の本屋を破壊するのは致し方ない事実です。それに電子書籍。特に洋書は高いし、分厚くて持ち運びも大変だから便利です。とはいえ、そんな時代でも本屋は生き残るはずです。インクのにおい(特に洋書ならではのやつ)、紙の質感を忘れることは出来ませんね。
それにしてもぶらりと立ち寄るのにぴったりな街でした。そして今回のナパバレーの旅では、セントヘレナを楽しみ、カリストガまでサイクリングも満喫しました。ナパバレーのエッセンスを楽しめたと思います。次回また機会があれば、宿泊をしたいし、いっそソノマにも足を伸ばしてみたいです。ナパ最高!
【ナパレポート】
・車なしでナパバレーに行く方法
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/07/blog-post_28.html
・セントヘレナのおいしいもの
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/07/blog-post_29.html
・ナパでサイクリング(サイクリングガイド)
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html
ナパでサイクリング(セントヘレナ~カリストガ)
ナパのサイクリング最高でした!セントヘレナからカリストガまで、片道15キロ、約1時間のライドです。往復しても2~3時間あれば十分。疲れ過ぎない程度の距離が程よかったです。自分のペースで周れるのがよいですね。
さっそくセントヘレナからスタート。自転車屋のおじさんにルートプランニングを手伝ってもらいました。セントヘレナからカリストガまで、シルベラードトレイル(Silverado Trail)を通ることにしました。ルート29と、Silverado Trailの2つのコースがあります。おすすめはSilverado Trail。車が少なく快適で安全ですし、景色もよりゆったりとしてリラックス出来るはずです。(自転車屋&セントヘレナの街については「前回記事(セントヘレナのおいしいもの)」を見てください)
さっそくセントヘレナからスタート。自転車屋のおじさんにルートプランニングを手伝ってもらいました。セントヘレナからカリストガまで、シルベラードトレイル(Silverado Trail)を通ることにしました。ルート29と、Silverado Trailの2つのコースがあります。おすすめはSilverado Trail。車が少なく快適で安全ですし、景色もよりゆったりとしてリラックス出来るはずです。(自転車屋&セントヘレナの街については「前回記事(セントヘレナのおいしいもの)」を見てください)
さっそくスタート。St Helenaダウンタウンから横道に入りSilverado Trailに合流。Pope St、Pratt Aveのどちらからでも大丈夫。前者はきれいな住宅街、後者はさっそくナパらしいブドウ畑を眺めることが出来ます。Pratt Aveでは何かのロケ中。何のロケかも分からないし、おじさん俳優がカントリー風の服装で道を歩くシーンでした。シーニックな景色も手伝って、良いシーンだなと思いました。太陽がまぶしいのに、どことなく悲しげな光景でした。
そしてこのきれいな住宅街。何気ない住宅街の景色が心に残ります。それにしてもなぜこうもきれいなのでしょう?フロントヤードがあって家が道路に直接面していない。庭木や街路樹が広葉樹なので質感が柔らかくて、かつ太陽を浴びてきれい(常緑樹にはない魅力)。何よりも樹木の絶対量が多くて目に入る緑の割合が高い。理由はこんなもんでしょうか。もちろん収入にゆとりがある人が多い地域だからというのが最大の理由かもしれませんが、きれいな場所でした。
そしてSilverado Trail。2車線の田舎道で走りやすくて最高!もちろん右側通行で走りましょう。ぶどう畑、林の中、ワイナリー、スパ、景色に変化があって飽きません。道は全体的に緩やかです。途中でアップダウンを繰り返す区間がありましたが、たいしたものではないです。下り道では、とにかく風が気持ちいい!天気がよくて結構暑かったですが、湿度が低いし風も気持ちいいし、やっぱりナパ最高。日差しが強いのですが、光の質感が素晴らしい。空気中のちりが少ないのか、湿度が低いからなのか、ナパの光はきれいです。もっともナパに限らず、北アメリカは全体的にどこでも光の質感が美しいように思います。
カリストガが近づくに連れてホテルやワイナリーが増えて来ました。こういう田舎でもナパのブランディング力はすごいです。高いレベルで保たれていて、俗っぽくないんです。小汚い看板や、道端の粗大ゴミなどがなくて、あたかも自然界のディズニーランドのようです。ワイナリーも見た目はしゅっとしているけれど、カジュアルでリラックスしていてバランス感が絶妙。お客さんも酒が入って賑やかだけど、決してしょーもない酔っ払い(おっちゃん)は見かけませんでした。何をどうしたら、この高いレベルを保つことが出来るのか?なかなか難しいことですよね。
【ナパガイド】
・ナパで自転車を楽しむ"Napa valley Vine Trail"
・セントヘレナの自転車屋と、街の楽しみ方
・ナパバレーの行き方(車がなくても大丈夫)
Jul 29, 2012
セントヘレナ(ナパバレー)のおいしいもの
セントヘレナへはバスで行きました(前回記事)。車で行くのが一般的だと思いますが、フェリー&バスの公共交通機関でも行けないことはありません。そしてナパではレンタサイクルで移動したので、レンタカーでの運転に不安がある人でも、車なしで十分にナパを楽しめます。
自転車を借りたのは、St Helena Cycleryというダウンタウンにある店。メインストリート沿いにあるのですぐに見付かりました。予約は受け付けていないそうですが、平日の開店直後だったので問題なく借りれました。ハイシーズンでもやっぱり開店直後に行った方が安心ですね。店員のおじさんは親切でフレンドリーでした。帰りのバスの時間を告げると、ルートプランニングを手伝ってくれました。「Silverado Trail(シルベラード・トレイル)でカリストガまで往復したらちょうど良い距離だよ。美しい景色もエクセサイズもどちらも楽しめるし。」そう言って、地図のコピーも渡してくれました。他の街でも自転車を借りたことがありますが、概して自転車屋の雰囲気はフレンドリーで良かったです(マサシューセッツのコンコード、ナンタケット、スタンフォード大学のキャンパスなど)。地域もさることながら、売り物がそれなりの値段がするので、店員もお客さんも、余裕&ゆとりを持っている人が多いからかも知れませんね。ママチャリじゃなくて、本格的な自転車はいい値段しますよね。良くも悪くもアメリカはそういう所が目に見えて分かりやすいですね。
まずはカリストガとは反対に、オークビル方面へRoute29を走ります。結構交通量が多いので気をつけてください!さっそくぶどう畑が広がります。まさしくナパバレーって感じです。
さっそくディーン&デルカを発見。背広姿のおじさんが退屈そうにしているなと思ったら、リムジンの運転手でした。ストレッチリモも停まる位の観光地ですね。それでも観光地だろ、とバカに出来ないのがさすがディーン&デルカ。ワインとチーズのコレクション、見るからにおいしそうなデリカとパンコーナー。日本の店とは異なり、さすがの本場は売っている食べ物のサイズが大きいので見栄えがいいです。もちろん味でも期待を裏切りません。オートミールクッキーがおいしかった。店内にはGrab & Go!というコーナーがあり、ピクニック用のワインやサンドイッチ、スナックも売っていたので、持ち帰りやホテルでつまみたい物を買うのにもぴったりだと思いました。
そしていよいよ昼ご飯!同じくRoute29沿いにある、Gott's(ゴッツ?)というグルメバーガーの店に行きました。かなり気さくな感じの店ですけど、良い意味で飾らないアメリカならでは。ちなみにサンフランシスコ市内にも店があるそうですが、このピクニックエリアを楽しめるのはナパならでは。バーガー、ポテト、ビールをオーダー。バーガーは意外と普通でした。もちろん普通においしいんですけど。何気にポテトとビールの方が印象的でした。ポテトはガーリックフライ。緑のチップはニンニクですが、葉にんにく。初めて見ましたが、そこまでにんにく臭くなくて食べやすかったです。そしてビールは地ビールのシエラネバダ。地ビールがブームを越えて定番の一つとして定着しているお陰か、Gott'sでも地ビールを楽しめました。ベイエリア定番のアンカースチームより、どちらかというとヘビーな感じです。日本でも一部の地ビールを飲めますが、ドラフト(生)で飲めるのは本国だけだと思うので、うれしかったです。全てのものがあるべき状態に調和しているとでも言うのでしょうか。グルメバーガー、ポテト、ビール、太陽、緑…。しばらくの間リラックスすることが出来ました。
何気に良い時間になったので、カリストガに向けてRoute29を走り出しました。再びセントヘレナのダウンタウンに戻りましたが、ここで何気に便利なのがガソリンスタンド。スタンドには売店とトレイがあるので、日本みたいに気軽にコンビニが見付からない以上、頼りになります。セントヘレナには2店舗ありました。5月でも暑いので水が必需品ですし、トイレも貸してもらえるので心強い味方になりました。
セントヘレナのメインストリートはこんな感じにとても落ち着いています。そして世界的に有名な観光地でありながら、全く俗っぽい感じがしません。ナパまんじゅう、ナパロールケーキ、ナパB級グルメ大会、ナパホルモン焼きそばなんてもちろんありません笑。地元の商工会議所と店舗オーナー、そして住民達の相当な努力の賜物だと思います。マーケティングが徹底しているとも言えるかもしれません。そしてセントヘレナがこうも美しいのは、①ナパは豊かな資本力によって確実に支えられている、②ナパを支える資本力にはその高いレベルに見合うだけの文化力(センスのよさ)が伴っている、という点に理由があると思います。肝心なのは①よりも②の方。良くも悪くも、資本力の格差と、文化力の格差(美的チョイス?)の関連性が強い社会だと、こうなるのかも知れません。ブルデューを持ち出すまでもありませんが、やっぱりこれが現実なんだなと思いました。こういう世界を目指そうとしても実現は難しいのかも知れませんが、一方で資本力と文化力のある程度のリンケージはあって然るべきものなのかも知れないとさえも思われてしまうのが、ナパの姿でした。
なんて堅苦しい話はさておき、Olivierという店はおすすめです。唯一お土産屋らしい、お土産屋かも知れません。イタリアンな雰囲気のグルメショップです。アンティチョークのペーストを試食しましたが、おいしかった。固めのパンによく合いそうな感じでした。瓶詰め食品なら日本にも持って帰りやすいですから、お土産もワインに合うものをチョイスすると喜んでもらえそうです。
短い時間でしたが、セントヘレナを満喫出来ました。決して堅苦しくはなくリラックスしているのですが、洗練されています。このバランス感覚がやっぱりすごいと思いました!なかなか真似出来ないですよね。
【トラベルチップ】
・セントヘレナの自転車屋(http://sthelenacyclery.com/)
・グルメバーガーのGott's(http://gotts.com/)
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