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Nov 22, 2013

【まとめ】オレゴン州ポートランド

オレゴン州ポートランドのまとめです。訪れるならば夏(7~9月)がお勧め。北西部/Pacific North Westの心地よい夏を楽しめます。特別何かがある訳でもないのですが、のんびりと街を歩いているだけで発見があり、感性が磨かれる。こんな街でした。ポートランドはいくつかの地区に分かれて紹介されることが多いので、以下を参考にしてみてください。

1)はじめに

「オレゴン・ポートランドへ行こう!」
ポートランドへはデルタ航空が便利。成田からの直行便があります。関西方面からは関空~シアトル便で入国し、ホライゾン航空に乗り換えてポートランドへ。入国審査が厳しめのシアトルは要注意。そしてシアトル~ポートランドの機内からは、絶景がお待ちかねです。

2)ダウンタウン/Downtown

「ポートランドの地ビール祭り」
毎年7月に開かれるオレゴン地ビール祭り/Oregon Brewers Festivalは、クラフトビールファン待望のイベント。夕暮れの雰囲気が心地よかったです。
「オレゴン州の日系人」
日系人の足跡はオレゴン州にもありました。日系アメリカ記念館/Oregon Nikkei Legacy Centerに行くと、彼らのことが他人事ではないように感じられます。 
「ポートランド・ファーマーズマーケットで見つけたおすすめ」
朝食やブランチ、お土産を買うのにも最適。お土産といえども、店員や生産者と直接会話をして、試食をしてから買うのがポートランド流? 
「ファーマーズマーケットの開催は日本では難しい」
なぜアメリカではファーマーズマーケットが盛んなのか?ファーマーズマーケットが地域を活性化するとはどういうことなのでしょうか。牧歌的なだけのイベントではありません。

3)パール地区/Pearl Districe

「ポートランド・クラフトミュージアム」
アートファンにおすすめ。陶器を中心としたクラフトを楽しめます。地元との関係を大事にするコミュニティーミュージアム。さりげないセンスです。

4)ワシントン公園/Washington Park

「自然の遊び場 ポートランド・ワシントン公園」
気軽に出会えるPacific North Westの自然の美しさ。ニューヨーク・セントラルパークの設計者オルムステッド一族が手がけた、この美しさ。

5)ミシシッピ地区/North Mississippi Ave.

「ポートランドのボヘミアンネイバーフッド(ミシシッピ通り)」
最近注目を浴びる再開発地区。個性的な店に注目です。

6)アルバータ地区/Alberta District

「アルバータ地区で欠かせないフライドチキン」
ヒップで人気の地区。何と行ってもPine State Biscuitsというレストランのフライドチキンが欠かせません。個性的な店は、レストランやショップに携わる人達の参考になると思います。
「本当にあったフェミニストのための本屋」
コメディドラマ・ポートランディア/Portlandiaでお馴染みのフェミニスト書店をついに発見。

7)ホーソン・ディビジョン地区/Hawthorne St and Devision St

「ポートランドのボヘミアンネイバーフッド(ホーソン地区)」
元祖ヒッピー&ヒップスターの街。どうしても一つに選ぶなら、ホーソンは必須です。
「グルメな住宅街」
観光地よりも普通の住宅街に発見が潜むポートランド。ディビジョン地区は穴場です。

アメリカで頑張るスバル

最近のスバルの躍進は、北米アメリカ市場での成功にあると思います。手頃な値段の割りに製品自体が素晴らしいし、何よりもマーケティングが卓越しています。「比較的高学歴、だけど富裕層ではない人達」のことを良く考えています。それにしても、オレゴン州ポートランドでは実に良くスバルを見かけました。北西部(Pacific North West)はやはり重点地区なのでしょう。コメディ番組ポートランディア(Portlandia)にも自動車提供を通じて、宣伝を行った北米スバル。ポートランドの景色と雰囲気に、スバルは実に溶け込んでいました。
やはり主役のフォレスター。きれいな青色。SUVは山道を駆け抜けるとか、ワイルドでスポーティーな印象がありますが、北米スバルのフォレスターのCMは一味違います。母娘で近所のコミュニティーガーデンを訪れる。カントリー風の曲を背景に、母親を手伝う娘、水をあげたり、鶏にエサを与えたり、収穫をしたり。最後にフォレスターの荷台に荷物を詰め込み、"Every mom needs a little helper. That's why I got a SUBARU."と娘をミラー越しに眺める安心そうな母親の姿が映る。こんな感じです。30秒のショートフィルムかと思うくらい。ミニバンよりも、SUVの方がかっこいいし、何よりも母娘を守る安心感がそこにはあるのですね。コミュニテーガーデンというのも、高学歴な低所得者層の心に訴えかけてきます。
少し古めのレガシー。フロントグリルが日本よりも押しが強い印象。立体的で、はっきりとしたデザインが北米では好まれるのでしょうか。きれいなツートンカラー。それにしても、結構古いスバルも見かけました。スバルオーナーは古くなっても乗り続ける傾向が強いらしく、なかなか新車に買い換えてくれないのが北米スバルの悩みなのだとか。
新型インプレッサ。一代前のインプレッサから、販売が拡大したように思います。コンパクトカーとはいえ、これくらい車体サイズがあると快適で安心。ちなみに、自転車ロードレース大会に参加する奥さんを、インプレッサに乗って応援しにいく旦那の姿を描いたコマーシャルも感動的です。「スポーツ(特に自転車)を愛すること。自分で挑戦すること。支えてくれる人がいる。」というテーマは、日本以上にアメリカ受けするテーマなのかも知れません。
 
良く見かけたのはレガシー、そしてアウトバックでした。ポートランドの美しい住宅街によくマッチしています。青や緑など、日本ではあまり見かけないカラフルな色の車を見かけます。 北米向けにサイズが巨大化したと言われてしまうのは事実ですが、やはり大きい車体はかっこいい。見栄えのするデザインを実現しようと思ったら、特に車幅をきちんと確保しないと、難しいのかも知れません。

スポーツを愛する。犬を愛する。自分で挑戦することを重んじる。コミュニティーガーデン。家族を大事にする。自然を愛する。これらのテーマを打ち出した北米スバルのコマーシャルは、どちらかというと、高学歴なコケイジャン(白人)に受けそうなものです。多様な社会で、絞るべきターゲット層がいるから、小さな自動車会社でもヒットを狙える環境にあるのでしょう。

個人的にはコメディ番組Portlandiaへの協賛が素晴らしいと思います。マニアックなテレビ局IFC(Independent Film Channel)の、マニアックなテーマを扱ったコメディ番組(http://www.ifc.com/shows/portlandia)です。そしてトヨタやホンダのような巨大日系企業は、スーパーボウルへの広告を出すのに比べ(しかもKelly Clarkson級のスターを起用して)、一方の北米スバルは裏番組?のパピーボウル(http://animal.discovery.com/tv-shows/puppy-bowl)という、子犬のアメフト大会のスポンサーです。どちらも狙いどころがおもしろいですね。何にせよ社会的なメッセージを重んじています。スタイリッシュなかっこよさばかりを打ち出すのではなく、もっと社会的なメッセージ性も込めていて、そうした姿勢は今時だなと感じます。「欧州で磨き上げた上質の走りとスタイリング」なんてCMはもうおなかいっぱいです笑。

北米スバルの感動的なCMはこちらから。

ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html

Nov 14, 2013

ファーマーズマーケットの開催は日本では難しい

おいしい朝食を食べながら考えました。ポートランドのファーマーズマーケットのようなイベントを日本では実現できそうに無い理由です。ファーマーズマーケットとは、牧歌的な光景に見えながら、人々を啓蒙しようという教条的な理念と、資本主義とが高度に結びついた、大人のプロ集団による本気の舞台なのです。
 ・ファーマーズマーケットで「地域活性化」する必要がある程、そもそも日本の社会はそこまで荒廃していない。

ファーマーズマーケットは「地域活性化」に欠かせないイベントであり、道具です。しかし「活性化」とは地域の賑わいや経済効果を期待するものである以上に、地域の更正、荒廃からの復帰という、より政治的な使命を帯びているものを意味します。時には宗教的・教条的とさえ感じさせる緊張感と勢いも必要です。その為には、活性化の為に労力の注ぎがいがある程の徹底的に荒廃した社会が必要です。そして荒廃/活性化の対立軸において、それぞれの状態を作り出す要素(地域住民)が徹底的に異なる性質を帯びていることが欠かせません。幸いにも日本にはここまで徹底した社会的な対立状況は表面化していません。表面化していないことが問題ということではなくて、そもそもの対立の度合いが比較的浅いということです。

結局ファーマーズマーケットは、ジェントリフィケーションを引き起こすための道具の一つと言えるかも知れません。比較的裕福で文化・教育水準が高い人達がファーマーズマーケットの会場に集うことで、世帯収入・人種構成の面で地域の雰囲気が変わっていくのです。その結果、取り残される人達が生まれ、負の側面が生じるのは事実ですが、プラスの経済循環が生まれ、ひいては税収につながる効果も否定することは出来ません。
それでは、どんな人々が訪れているのでしょうか。新鮮な野菜を親に食べさせてもらえる幸せな子供の写真です。子供に野菜を食べさせたいのに、なかなか食べてくれないという悩みは一般的ですが、そもそも、食べさせることが出来ないのだとしたら、より一層深刻な問題です。野菜は、肉や穀物、加工食品のようには簡単に大量工業生産が出来ないので、概して値段が高くなりかねません。自ずから1カロリー当りの値段も高くなります。健康的な食生活を送るためには、比較的豊かな収入が必要になるとは、皮肉な話です。炭水化物と脂肪に頼らない栄養摂取は重要な課題なので、手頃に野菜を食べられるようになるべきですが、金銭的な問題があるのです。そして人々の趣向の問題。炭水化物と脂肪の比重が大きい食生活と、彼らの趣向とを結びつけて、貴賎を論じることが出来るのか。いずれにせよ、野菜・炭水化物・脂肪のどれでも好きに取れるだけの選択肢が用意されるべきでしょう。その点、ベジタリアンチョイスが比較的豊富なアメリカはよいなと思います。

・彼ら自身で集団を結成した時のアメリカ人の意志と行動は徹底的。

ファーマーズマーケットの運営団体はユニークです。まずは構成メンバー(ボードメンバー一覧)。市職員(ポートランド市住宅局)とランドスケープカンパニーのメンバーが参加しています。法律や規則といったテクニカルな面の運用は重要なので行政の参与が必要なのはもちろん、民間業者であるランドスケープカンパニーも参加することが、「活性化」の為に必要とされる原動力をもたらしているはずです。彼らにとって有益でなく、価値もないことを民間業者が行う理由はありません。資本主義の理論が染み渡っているのです。日本風に言えば、行政・不動産デベロッパー(更に私鉄の鉄道会社?)が皆で運営しているイメージでしょうか。やはりプロ集団の力が必要です。特にマーケティング技術と志向。理念は大事ですが、本当に理念を実現するためにはプロ集団の技術と、資本主義と収益性に裏づけられたパワーが欠かせないのです。

そして参加農家に求められるルールもストリクト(ベンダーになるための条件)。これは本気です。誰が決めたか分からない、漠然と決められた規則に結局は従っているという曖昧なものではなく、自分達で決めた厳しいルールを互いに守り、参加者にも課すというダイナミズムがたまりません。

最後に。
 地域を更正する。人々の味覚を更正する。そして人々の音楽に対する感性を更正する機会をも与えてくれます。オートチューンに毒された耳を癒す為のバンド達が会場には数多くいました。オールドタイムやブルーグラスのバンドが多かったです。爽やかで明るい、落ち着いた初夏のポートランドにぴったりの音楽。気持ちよかったです。

それにしても、アメリカが本気で社会的な運動、行動を起こした時の迫力と気合には追いつくことが出来ません。日本がポートランドのファーマーズマーケットから学ぶものがあるとすれば、ファーマーズマーケットは決して牧歌的なものなのではなく、技術的(マーケティング、自主ルールの作り方)なプロ集団の力が必要なのだということ。そして新鮮な野菜、健康的な生活を掲げ、人々を啓蒙するという教条的な思想と、資本主義(民間業者や行政を巻き込むための理由)が高度に結びついた舞台であるということを知る必要があるでしょう。それでも、スーパーに行けば新鮮な野菜が手頃な値段で十分に買える国であっても、面倒くさいことをしてまででも、彼らのファーマーズマーケットを真似てみる価値は十分にあると信じます。

難しい話はさておき、おすすめのショップ&食べ物はこちらから。
おいしい食べ物自体はもちろん、気候も会場の雰囲気も全てが最高でした。
「ポートランド・ファーマーズマーケットで見つけたおすすめ」
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/10/12.html 

ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html

Oct 2, 2013

ポートランド・クラフトミュージアム

さりげないセンスが光る、ポートランドのクラフトミュージアム。陶芸好きはもちろん、地域と美術館の関係を考えている方にも良いネタになるのでは?ポートランド中心街のパール地区/Pearl Districtにあります。かつての倉庫街がアート地区として再開発されたエリアです。同じような背景を持つニューヨークのSOHOやチェルシーみたいに、ギラギラしていないのがポートランドらしさでした。「グリーンネイバーフッド ー 米国ポートランドにみる環境先進都市のつくりかたとつかいかた」を読んで関心を持った方、まずはパール地区・クラフト美術館から街歩きを始めてみてはどうでしょう?
 クラフトミュージアム/Museum of Contemporary Craftは、路面電車MAXの"NW 6th & Davis St"から、Davis Stを1ブロック歩くとすぐに到着。NWはもちろんNorth Westのことで、ポートランドの町は東西南北に分かれて、それぞれNW・NE・SW・ SEと呼ばれています。街の中心街、そしてパール地区はNWに属しています。美術館の建物はごくごく自然に街並みに溶け込んでいました。うっかりすると通り過ぎてしまいそうな、おとなしいこの建物が美術館です。
中は1階と2階に分かれていて、1階では企画展、2階では常設展。入館料を払って、まずは常設展からスタート。こじんまりとした展示でしたが、さりげないセンスのよさ。さっそくルーシー・リーの作品を発見。有名なピンクの器がありました。大阪の東洋陶磁美術館で見た時のままでした(ルーシー・リー展)。 ガラス、金属、木、陶器、磁器と素材の違いで印象が大きく異なります。眺めているだけでおもしろいし、そして日常生活で使ってみたい、自分の家に飾ったらどうだろうか?と考えてしまいます。日常生活との近さが魅力です。
そして企画展は「The Bowl」というもの。地元作家が作った器を住民に貸し出す。自分で料理を作って盛り付ける、そしてみんなで食べる。最後にその写真をtumblrに投稿してシェアするという企画だと、キュレーターが教えてくれました。fun.のボーカルにも似た、文科系の人でした。

こうした企画を通じて、コミュニティーと地元の美術館が結びついています。日本でも比較的小さな地方都市でこそ展開しやすそうな活動。今時は、「地元財界の名士が集めた豪華コレクションをどーんと大公開」だなんて、明治時代ばりの見せびらかしの趣味はクールではありません。地元作家の作品を地元の人が愛でる、しかも日常生活の中で。なんて暖かいのでしょう。

ただ漠然としたまま活動を終わらせないようにするには、「地元の人、コミュニティーを日常の芸術を通じて啓蒙してやるのだ」という多少の上から目線があったほうが、方向性がきちんと定まりそうです。健全で優しい心の持ち主である、日本人には啓蒙思想はうっとうしいかも知れません。しかし、コミュニティーとの付き合い方が「お友達感覚」程度では、メッセージ性や何か主張したいことを伝えきれなくなってしまいかねません。

キュレーターは折角だから貸し出してあげるよ、と誘ってくれましたが旅行中なので断念。残念。代わりにギフトショップでローカル作家の作品を手に入れました。クラフトなら「サタデーマーケット」も良いのですが、クラフト美術館のギフトショップの方が、よりアートっぽくて、洗練された雰囲気です。デパートのアートコーナーを、もっと若者向けに自然&モダンな雰囲気(要するにゴテゴテしない)にしたイメージでしょうか。サタデーマーケットは良い意味で手作り過ぎるのです。

そしてこのショップの職員がとてもフレンドリー。「食事と器の組み合わせを考えるのは楽しい」と話をしていたら、「私が日本(京都)に留学していた時、決して高級ではない街の居酒屋でも、そして家庭でも、日本人はより日常生活に近い場面で、食事と器の組み合わせというアートを実践していたのよ」と京都に留学経験があるという職員は感想を教えてくれました。普通の人が、日常生活で実践しているという点は重要ですね。高級で洗練された店やシーンが素晴らしいのはどこに行っても当たり前で、日常生活でいかに実践出来ているか?が真のかっこよさでしょう。エコノミックアニマルに過ぎない日本ですが、私達の日常生活は何気に文化的な側面を大事にしているのですよ笑。

最後に番外編。 
 みんなでペダルをこいで進んでいくビール自転車。カメラを向けるとポーズをとってくれました。皆さん気さくです。そしてポートランドでは(というかアメリカでは?)、初めて会う人にも、こちらからニコっと笑顔を見せると、相手も快く対応してくれるケースが多いような気がしました。日本にはあまりない習慣かもしれませんが、コミュニケーションを取る上では、大事なことかも知れません。キュレーターも、ギフトショップの職員も、短い時間でありながら心地よい会話を導き出してくれる人達でした。初めて会う人とのコミュニケーションが上手です。社交性が多いにもとめられる社会ならではなのでしょうか?

ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html

Aug 23, 2013

ポートランドの地ビール祭り

クラフトビール(地ビール)は好きですか?オレゴン・ポートランドで毎年7月に開催される"オレゴン・ブルワーズ・フェスティバル/Oregon Brewers Festival"の雰囲気をレポートします。アメリカのビールがまずいだなんて、今ではウソです。ブログで味は伝わりませんが、雰囲気だけでも伝えられればと思います。 (http://www.oregonbrewfest.com/)
アメリカは想像以上にクラフトビールが盛んな国、中でもポートランドは聖地なのだとか。そのポートランドの中心部、コロンビア川のほとりの公園が会場です。北西部の夏らしく、澄み切った青空、そして夏の夕暮れらしい風と光の質感。こんな最高の環境でクラフトビールを満喫できるなんて!
入場時には年齢確認があるので、必ずID(パスポートか、現地の免許証)を持っていきます。しっかりと生年月日を確認されます。アルコールに関しては、日本以上に厳しい国なのかも知れません。厳しいゲートを抜けたら、後は全てを忘れて楽しみましょう。

まずはグラスとコインを購入します。おみやげにも最適な結構しっかりとしたつくりのビールグラス。そしてコイン1枚=試飲(グラス1/4杯分)、4枚=グラス1杯分飲めます。旅行当時は1ドル=約98円でしたので、日本のオクトバーフェストよりもお手頃ですね。
写真右側がブルワリーのブースです。一斉に並んでいます。好きな所に並んで、コインと引き換えに注いでもらいます。どのブースも奥にサーバーが置いてあって、一度ピッチャーに移し替えてから、お客さんのコップに注いでくれます。ここはアメリカ。どんなに行列が出来ても、スタッフを急かしてはいけません。焦らす気も、焦る気も、必要ありません。

とりあえず一番混んでいたブースでIPAを飲みました。とにかく、うまい!迷ったら一番混んでいる所にとりあえず行ってみるのがいいかも。その後も、他のブルワリーのIPAばかり飲んでいました。ひとまず1ドルで各種スタイル(IPA、ラガー、ペールエールなど)を試飲してみて、一番気に入ったスタイルのものを続けて飲むなんて、そんな楽しみ方はどうでしょう。
こう見えて、世界中からお客さんが来ています。どこから来たのか、ピンを立てようコーナーです。恥ずかしながら日本多いですね笑。ミーハー。かくいう自分達のグループは日本&韓国(ユースホステルの人達と一緒に訪れました)。ヨーロッパの人達も多いです。とにかくコケイジャンのお客さんが多かったのですが、アメリカ・ヨーロッパを問わず、クラフトビールは彼らのお気に入りというか、コケイジャン文化を代表するものの一つなのかも知れません。そして見かけで、どこの国出身かを考えるなんて、愚かなことですね。香港から来たというおじさんに話しかけられましたが、彼はコケイジャン。ミスターワールドワイドです。


みんな楽しみ方、リラックスの仕方が上手です。仕草や動作が落ち着いているというか、のんびりゆったりとしています。お酒が入っているので声量は大きいですが、声質が低音ぎみなので、決してやかましくはありません。アルコールが入るイベントでありながら、みなマナーがとても良いです。泥酔して潰れる人、騒ぎまくる酔っぱらいはいません。みなお酒の飲み方が上手です。お客さんたちのこの雰囲気、どうでしょう?幸せそうな人達を見ていると、こちらまで幸せになった気持ちがしてきますね。
会場ではライブミュージックも楽しめます。ダンスミュージックを奏でる、このアーティスト。インディーミュージックというか、楽器まで自作してしまう、究極の手作り感!DIY精神が根付くポートランドでは、音楽だって手作りに限ります。

そして会場の熱気はまだまだ続きます。20時を過ぎて、ようやく太陽が傾きだすと、少しづつチルダウンしていきます。サマータイムのお蔭で、21時まで夜が訪れません。残業しても、太陽の下でビールを楽しめるのです。ビールの味はもちろん、この最高の雰囲気を楽しみに来てください。 

ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html

Aug 21, 2013

オレゴン・ポートランドへ行こう!

オレゴン州ポートランドの思い出。のんびりした最高のアーバン・ボヘミアンバケーション。有名な大都市に比べると特に何かがある訳ではないのですが、こんなに心地よい街は初めてでした。ハワイ、ニューヨークやロサンゼルスだけで多様性溢れるアメリカを語る訳にはいきません! アメリカへのイメージが良い意味で裏切られる街です。
ポートランドはアメリカ西海岸の北部、シアトルの南側にあります。シアトルからは飛行機で約1時間。デルタ航空なら直行便があるので便利です。今回はシアトルで入国&乗り継ぎをして、ポートランドへ。帰りは成田への直行便を使いました。

デルタ航空は便利です。かつてのノースウエストのネットワークを手に入れたこともあり、アメリカ本土への直行便、就航都市が多いです。特に成田では、午後に本土便が一斉に飛び立つ姿は圧巻。ニューヨーク・アトランタ・セントポールミネアポリス・デトロイト・ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル・ポートランド。どれも行ってみたい!機内ではビールが無料だし、エンターテイメントがとても充実。特に映画とドラマ。Scott Pilgrim vs. the Worldに、Parks and Recreation。共に今話題のオーブリー・プラザ/Aubrey Plazaの出演作を満喫しました。そして音楽も。カントリー&ラテンミュージックのコレクションは米系ならでは。珍しいイスラエル音楽、そしてアジアポップスも日本・中国・韓国の三カ国分。とにかくワールドワイド。ちなみにデルタ航空に乗る時のコツは、乗務員に笑顔(ニコッと笑う)を見せてあげること。彼らも笑顔を返してくれます。お互い気持ちよいですね。

シアトルの入国審査は厳しいので要注意。結構、別室に呼び出されている人を見かけました。特にお子さんを連れて行く方は気をつけて。目の前の女の子は、小さなお子さんとはいえども通訳に連れられて、親御さん?(恐らく直接血縁関係がないご友人の方かな)とは別に入国審査を受けていました。なかなか容赦無い雰囲気です。ハーグ条約の影響?そして、inter-racial couples(特に男性がコケイジャンで女性がエイジャン)、単身のエイジャンヤングフィメール(Asian young female)へもgreen card marriageの影響なのか、厳しいかも知れません。

そんなこんなであっという間に、乗り継ぎ便(アラスカ航空グループのホライゾンエアー)の出発時間。周囲にはNRAの帽子を被ったおじいさん、そしてドラッグクイーンを見かけました。保守的な面も、革新的な面も共に際立っていそう。太平洋を跨いでアジアからは距離的にも近く感じながらも、アメリカ本国では大陸フロンティアが最後に行き着いた西海岸は大陸の果て。意外と複雑そうなパシフィックノースウエスト。

ホライゾンエアーは数多くの小さな都市に就航しているので、ターミナルの搭乗ゲートは一つでも、その先の乗り口(タラップから搭乗)は複数に分かれているので要注意。生まれてはじめてのプロペラ機はどきどきしました。それにしてもシアトル乗り継ぎにして大正解。とにかく景色が良いのです。タコマ&マウントヘレナ、美しい山を手に取るかのようなフライト。トレイル(登山道)が見えるくらいでした。高度が低いおかげです。そして機内でも、スタバのコーヒーにグルメクッキーが配られます。モデルみたいな乗務員。優雅でした。一昔前の飛行機ってこんな感じだったのでしょうか?

そしてポートランド空港に着いたら、市内まではMAXという市内電車が便利。市内に滞在するだけなら、路面電車とバス(公共交通機関)があれば十分。そして自転車も。コンベンションセンターという駅の近くにはホテルがたくさんあります。ホテルにこだわりがなければ、ダウンタウンよりも、手頃な値段かつ交通の便も良いので、コンベンションセンター駅周辺はおすすめです。(今回はThe INN at the Convention Centerに泊まりました)

ポートランドは、どこどこを回ろう!と意気込むよりも、とりあえずエリアを地図にメモして、のんびり散歩を楽しむ程度の気軽さがよいと思います。散歩しているうちに、自分だけのおもしろいものが、きっと見付かるはずです。ちなみに有名なエリアはこんな感じです。

パールディストリクト:かつての倉庫街。今ではおしゃれなアート地区。NYのSOHO?
ダウンタウン:SFのユニオンスクエアーを小さくした感じです。買い物に便利。
ノブヒル:SF同様、高級住宅街。
ノースミシシッピ:まだインダストリアルな雰囲気が漂う、再開発現在進行中なヒップなエリア。NYブルックリンのブッシュウィックみたいな雰囲気。多少タフ。
アルバータ:ヒッピーで、ヒップなエリア。ブルックリンのウィリアムズバーグ?
ホーソン:SFのヘイトアシュベリーみたいな、アイコニックなヒッピーエリア。
SEディビジョン:かなりローカル。おいしいレストランが何気にたくさん。
ワシントンパーク:自然が豊富な公園。

ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html

Jul 17, 2013

【まとめ】ワシントンDC

ワシントンDCのガイドです。

【一日で回れるワシントンDC】
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/06/dc_23.html
まずはこちらの王道コースからどうぞ。
ホワイトハウス、連邦最高裁、キャピタルヒル(議事堂)をレンタサイクルで周ります。
ワシントンDCは想像以上に広いので、自転車が便利です。
時間がなければ、一日で十分かも知れません。

【ワシントンDC・スミソニアン博物館での新発見】
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/06/dc.html 
恐竜、飛行機にロケットはよく知られたスミソニアン博物館の展示物。
なんと日本製の炊飯器まで展示されていました(アメリカ歴史博物館) 

【日本人なら忘れてはいけないモニュメント】
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/blog-post.html 
全米日系人記念碑は日本人必見です。
ワシントンDCのようなアメリカ民主主義の装置舞台とも言える街
だからこそ、自分のアイデンティティを確認する場所なのかも知れません。

【ワシントンDCのハーレム(Uストリート)】
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/06/dcu.html 
有名な観光地に飽きてしまったら、Uストリートを散策しましょう。
ブラックネイバーは変わりつつあります。
昔からの側面、そして今時のヒップな南部料理レストラン。

【ここはイギリス?ジョージタウン】
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/dc.html 
【雨でも美しいジョージタウン大学】
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/blog-post_13.html
同じく観光地に飽きてしまったら、ジョージタウンへ。
まるでイギリスのような絵になる街並みです。
ローカル感満載だけど、ちょっとハイソな雰囲気です。
ジョージタウン大学を散歩して、マーティンズタバーンで食事。
ケネディ大統領がオナシス夫人と出会った?と言われるレストラン。
一通り有名な場所を訪れた後、最後はジョージタウンで締めくくりましょう。

Jul 10, 2013

ここはイギリス?ジョージタウン(ワシントンDC)

ワシントンDCのジョージタウン/Georgetownなら、旅行中に雨が降ったって構いません。イギリスらしい街並みは更にしっとりと趣きを重ねていましたから。メインストリートのMストリートを歩き、ウィスコンシンアベニューで有名なマーティンタバーンで夕食。どんよりとした空、しとしと降る雨は旅行中を台無しにする所か、よりよい思い出を作ってくれました。
地下鉄が便利なワシントンですが、ジョージタウンには通っていません。デュポンサークルからサーキュレーター/DC Circulatorというバスに乗りました。地下鉄の駅からバス乗り場が分かりにくかったので、事前にグーグルマップを見ておくと便利かも知れません。(アメリカのグーグルマップはバス停の表示が詳しくて便利、次のバスの時間も出てくる!)中心街からであれば、それほどのお金は掛からないので、タクシーも間違いなく便利だと思います。

まずはジョージタウン大学を散歩していたので、キャンパスからメインのMストリートまで歩くことにしました。とにかく坂を下ればたどり着くので分かりやすい。ジョージタウンは意外と高低差があるエリアです。坂道がある街は景色に変化が生まれてよいですね。そして途中にはさっそくこの景色。絵本の世界?歴史的にもイギリスの影響を大きく受けているであろう地域ですから、この景色なのでしょう。アメリカと一口にいっても、特に東海岸はこういうヨーロッパ雰囲気も味わえて楽しいです。アメリカの多様性に飽きることはありませんね。そしてこの建物はジョージタウン大学の寮なのだとか。都市にキャンパスがある大学で寮が併設しているのは素晴らしいこと。仮にキャンパスと寮を往復する生活になったとしても、息抜きが出来ますよね。精神的なビタミンとして重要です。自分の学生時代は幸いキャンパスと自宅が近かったのですが、いっそ寮があって共同生活を体験していれば、より一層思い出に残る学生生活になったかも知れません。東京にある大学もぜひキャンパスに隣接した寮に住めるようになるといいですね。

 いよいよMストリートに到着(写真はウィコンシンアベニュー)。Mストリートとウィスコンシンアベニューを散歩すれば、一通りジョージタウンを楽しめると思います。時間があれば、ぜひ路地入って住宅街を歩くと雰囲気あります。イギリスに行ったことがある人に聞きたいのですが、きっとこんな街並みではないですか?道路を挟んで低めの建物が立ち並ぶ。看板や宣伝は決してけばけばしくないけど、数多くの店があって賑わっている。日本の街から電柱柱はもちろん、看板(特にのぼり)や広告を無くしてしまいたいですね笑。若干ハイソな街ゆえにこうした景観が保たれているのでしょうが、それにしてもって思ってしまいました。美的センスに差がある、とまでは決して言いませんが笑。
 街並みもおもしろいのですが、ひそかに運河も流れています。世界史の授業で習った「産業革命」って無味乾燥に覚えるだけだと退屈ですが、きっとこんな光景が当時は広がっていたのだと思います。"絵になる産業遺産"という感じの趣きでした。チェサピーク&オハイオキャナルの跡地がこのように公園になっているのです。それでも産業遺産が単なる公園で終わらないのが現代アメリカのたくましさで、写真にあるレンガの建物はショッピングモールになっています。Dean&Delucaや、アンソロポロジー/Anthropologieなどが入っていました。ハイソですね。買い物は特に興味がなかったのですが、ちなみに近くには、Urban Outfittersがありました。コメディ"Portlandia"の本を買ったら、番組の素晴らしさを店員に力説されました。確かにおもしろいですからね。こういうフレンドリーなサービスを行いなさい、というのが店側のマーケティングの一環だったら、計算され尽くしたヒップ&ボヘミアン感を恐ろしく感じますよ笑。
そしておなかも空いたので、ウィスコンシンアベニューにある、マーティンズタバーン/Martin's Tavernで夕食。クラブケーキサンドを食べました。とても贅沢な味でおいしかったです。ミートローフがシグネチャーらしいです。食事はもちろんのこと、店内やお客さんの雰囲気、店自体の歴史を含めて、ここで食事をすること自体が"経験"なのかも知れませんね。ケネディー大統領がジャクリーンオナシスにプロポーズをしたのもこの店なのだとか。比較的カジュアルな雰囲気に感じましたが、それでもお客さんが醸し出す雰囲気はなかなかクラシックで、それなりにクラス感を感じるので、年配の方とワシントンDCを訪れる機会があった時に向いている店かも。ちなみに店内では自分が唯一のアジア系でしたので、文字通りエイジャン(アジアン)レペゼンでした笑。きっと、店員にあしらわれるのかなと期待していたら、にこやかなおじさんが案内してくれて、会計を済ませて店を出る時には、握手までしてきました。こういう何気ない出来事が旅行のよい思い出になりますよね。

ワシントンDCの中心街のように決して目立つ場所ではありません。なので、何となく街歩き&散歩をするのが好きな人におすすめだと思います。あと写真を撮るのが好きな人にも。とにかく絵になる街なのです、しかも自然なバランス感で。クラシカルでハイソな雰囲気がありつつも、カジュアルさも兼ね備えている。何時間でも散歩してみてください笑。

ワシントンDCのまとめページです。ご参考にどうぞ。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/dc_17.html

Jun 26, 2013

ワシントンDCのハーレム(Uストリート)

ピーカンパイとポーボーイサンド。アメリカ南部料理がおいしかった「イートンビル"Eatonville"」というワシントンDCのレストラン。ワシントンDC版ハーレムともいえるUストリートは、オバマ大統領がいる時代の内に、行っておきたいと思っていました。知れば知るほど、Uストリートは興味深いエリアです。
ワシントンから全世界へ、キング牧師が平和のメッセージを伝えた一方、そのお膝元であるワシントンの街には混乱がもたらされました。暴動によって混乱に陥った街は、しばらく人の目を浴びることがなかったのだそう。それでも地下鉄の駅が開業すると街の状況は代わり、今ではgentrificatedされている区画もあるのだとか。タフなmulti ethnical community (もしくはブラック)のgentrificationはワシントンDCでも例外ではありません。そしてUストリートには高級住宅街であった歴史もあるそうで、その歴史的過程はまるで、ニューヨークのハーレムのようです。歴史的な流れを後追いするから類型化されたように見えるのか、それとも何かしらのフォーマットがあって、不動産業界はそれに従えば成功できるのか?どちらがどちらだか、分からなくなってしまいました。
そして「イートンビル"Eatonville"」。ヒップな内装と店員に負けない、味のおいしさ。見掛け倒しではなかった!おすすめは、クラフトビール(ジャーに入って出てくる!)、ポーボーイサンド、ピーカンパイ。最近はちょっとよさげな店に行くと、クラフトビールを多く見掛けます。普通のレストランでも結構な種類があったりして、ブームを越えて定着しているかのよう。そしてピーカンパイ。ものすごい食べごたえ、アイスも添えて。しっとり感がよいです。店員に笑顔で勧められたら断れません笑。周りのお客さん同様、思わず写真を撮ってもらったくらいの内装(南部風の景色を描いた壁一面のモダンアート)がクール。よい意味で日本では見たことがない類のかっこよさでした。
レストランの前にはかっこいいカフェ&ブックストア。視の朗読会もやっているのだとか。店内はほとんどコケイジャンのお客さんばかり。"Dummies guide for running gentrified hip restaurant"なんてマーケティング本があったかも、と思ってしまうくらい、分かりやすいおしゃれな店でした。人々の好みが多様に分かれているのがアメリカのおもしろさと実感。しかも同じ街中でも1ブロック違うだけで、こうも異なるとは。
とはいいつつも、ヒップには少し飽きてきた所で、たどり着いたのがこの店。有名なベンズチリ"Ben's Chilli"。 実際そこまでおいしくはないのですが笑、しかしチリはうまかったですよ。トマトベースのチリコーンカンではなく、ピリ辛でソーセージによく似合います。「観光地の有名店」というカテゴリーに属する店だとは思いますが、それでも結構な地元感を保っているのが不思議なところ。有名なくせに飾らない。けれどもみんな知っている。っていうクールなバランス感覚が好きです。

観光地に飽きたらぜひUストリートを散策してみてください。歩いているだけで、人々を見ているだけで、なんか自分自身の感覚が刺激を受ける感じでした。(夜は早めに帰りましょう)
 (とはいえまずワシントンDCを一巡りしたければ、どうぞ。「一日で回れるワシントンDC」)

ワシントンDCのまとめページです。ご参考にどうぞ。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/dc_17.html

Jun 23, 2013

一日で回れるワシントンDC

ワシントンDCは何気に広い街なのですが、一日でも十分に楽しめます。特に自転車(レンタサイクル)があれば最高です!自転車で巡るワシントンDCの思い出です。地元の人になった気分で自分の心行くまま、好きなだけ楽しんできました。
さっそく自転車を借りましょう。今回は"Bike and roll"というレンタサイクルショップを使いました。日本から事前に予約をしていくと便利です(予約時のメールを印刷して持っていくとスムーズです)。地下鉄の駅を降りたらすぐに場所にあるので、店への移動も便利です。Federal Metro Stationという駅です。そして親切な店員はおすすめルートや、主だった場所への行き方を教えてくれました。アメリカに旅行に行くたびにレンタサイクルを借りることが多いのですが("カリフォルニア・ナパバレーでサイクリング")どういう訳か、自転車屋の店員は親切な人が多い印象があります。
レンタサイクルショップはこの建物の右側下にあります。それにしてもものすごいビル。ワシントンDCは官庁や、何気ないオフィスビルがこうした趣きなので驚きですよ。近くにはEPA(環境保護局)のビルもありました。
まずはCapital Hill(国会議事堂)に行きたかったので、Pennsylvania Avenueを進みます。この通りだけ道路の真ん中に自転車レーンがあるのでおすすめ。赤信号では停まるなど、自動車と同じルールを守りましょう。もちろん右側通行。名所をちらりと見ながら進みます。この開放感は自転車ならではで心地よかったです。
そしてついにキャピタルヒルに来ました。感動的です。民主主義発祥の地がギリシャだとしたら、今の世界で民主主義の盟主はアメリカ。21世紀のパルテノン神殿?これはペンシルベニアアベニュー側から見た景色です。キャピタルヒルはその名前の通り、この写真の裏側が丘(高台)になっているのです。ビジターセンターは裏側にあるので、コンスティチューションアベニューをそのまま進んでいきます。
自転車を停めるならばキャピタルヒル・ビジターセンター前がおすすめ。厳密には連邦最高裁"Supreme Court"前の通りを隔てた場所に自転車スタンドがありました。連邦最高裁は残念ながら工事中なので、こう見えて垂れ幕なのです笑。連邦最高裁のビジターセンターもおすすめですよ。連邦最高裁ではゲイマリッジ(相続税を巡る訴訟を起こした女性)の審議中。三権分立"Three Branch" の内、ホワイトハウスやキャピタルヒルを差し置いて、連邦最高裁が地理的に一番高い位置にそびえたっているというのは、何だか象徴的だなと思いました。アメリカ国籍を持っていない外国人観光客にさえも感動を与える裁判所だなんて、世界中どこの国にありますか?

キャピタルヒルの見学は予約が必要です。ですが、ビジターセンターの展示だけでも十分におもしろかったです。ギフトショップもおもしろい。"ナンシーペロシちゃん・クッキー"、"ニュートギングリッチくん・せんべい"なんてのは到底ありません。民主主義の威厳を保つ為には、大衆・世論・マスコミ・商業主義に媚びる必要なんてないのです。現実には彼らの票田が何よりも重要だとしても、少なくとも迎合している暇なんてありません。
そしてキャピタルヒルとはナショナルモール"National Mall"を挟んで対極にあるリンカーンメモリアル"Lincoln Memorial"に向かいます。小雨が降っていましたが、ローカルを真似てレインコート(ノースフェースのジャケットだったりする)を着て自転車を進めます。途中で見えてくるのが連邦制度準備理事会"FRB"。一見地味に見えます。観光客も一人もいませんでした。しかしその役割を考えると、FRBはとてつもなく偉大な機関の一つです。これぞThe Power。

そしてリンカーンメモリアル。ipodでスプリングスティーンの"The Rising"を聴いていたら、何だか感動してしましました。民主主義のような理想を本当に実現したいのならば、それなりの舞台装置を作り出す必要があるのだと強く実感しました。東京の首都機能を移転する必要なんて全くありませんが(これほど小さい国で東京以外、どこに首都をおくのでしょうか?)、少なくとも千代田区の一部は、ワシントンDC並みの環境、舞台装置を設け、ただその場所が神聖で感動的だという記憶を作り出す必要があると思うのです。


最後にホワイトハウスを訪れました。財務省の近くで自転車を停めて、ホワイトハウスまでは歩いて行きます(ヘンリー・ポールソン前長官の回想録を読んだ後だったので、財務省も印象的でした)。その途中にギフトセンターもあります。言わずと知れたその建物を前に、あーテレビで見た通りだ笑、という感想しか思い浮かびませんが、建物以上に、様々な人々が思い思いに眺めている光景が印象的でした。特に3枚目の写真。なんとも素敵だなたと思った光景です。ワシントンDCには息を呑むような建物、様々な展示物があります。しかしそれ以上に印象的なものは、ワシントンDCが象徴するアメリカに引き寄せられる外国人観光客、自国の象徴を巡る学生(とにかく中高生っぽい団体が多いので)やアメリカ市民が、それぞれに自分の胸の中で何かしらの感動を味わっていると思われる光景です。世界遺産を巡る旅も、スピリチュアルスポットを巡る旅も興味深いのですが、民主主義という最も高尚な精神世界を具現した舞台装置とも言えるワシントンDCを巡る旅行は、今まで学校の勉強で教えられてきた与えられた民主主義からでは自覚することのない、その重要性を改めて発見できるはずです。

ワシントンDCのまとめページです。ご参考にどうぞ。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/dc_17.html

Sep 8, 2012

カリストガの素朴なダウンタウン

ナパバレー最北の街、カリストガは素朴な街並みの田舎町です。セントヘレナからサイクリングで到着しました。自転車で約1時間。きれいな田舎町は心が落ち着きます。
セントヘレナからサイクリングでやって来ました(前回記事)。Silverado Trailからカリストガのダウンタウンへは住宅街を抜けていきます。道が少し分かりにくいので迷ってしまいました。とはいえ、Silverado Trailから、Lincoln Stに入って、まっすぐ進めばよいだけの話でした。住宅街のどんなに分かりにくい道でも名前が付いているので助かりました。メインストリートはLincoln Stなので、そのまま進めばダウンタウンに到着します。
それにしても新緑がきれいでした。住宅街でありながら、視界いっぱいに緑が入ってくる景色は本当にアメリカならではです。こういう景色を見る度にちょっと感動します。うらやましいですね。そして放課後の地元の中学生達がのんびりと歩いていました。地元感満載です。ローカル気分を思う存分満喫できるのが、サイクリングのよさ。自分でいつでも気軽に行きたい所を選ぶことができるのが魅力です。
歩いてすぐに回れる小さなダウンタウン。セントヘレナに比べると素朴な雰囲気です。より地元感に溢れています。それもそう、元から鉱山と温泉で栄えて来た街なのだそう。カントリーウエスタンな雰囲気さえも漂ってきますね。とはいえここはナパバレー。ザガット掲載のレストランもちらほら見掛けました。さすがです。交差点付近のグリルの店がおいしそうでした。
気に入ったのはこの小さな本屋。Copperfields's Booksという店で、ナパ&ソノマ地域に展開する本屋だそうです。アメリカの小さな町に行く度に本屋に立ち寄ります。売っている本がベストセラー中心だとしても、小さなローカルの店だから織り成せるこの雰囲気。ホームページも興味深いですよ。ただ本を売るだけの小売店という存在を越えて、読書文化を支えよう!という感じの思いが伝わってきます。ビジネス上の利益を追い求める一方で、きっちりと哲学も持つ。バランス感覚が上手だなと思います。

今の時代、ただ物を売るだけならインターネットで十分ですよね。それでも本屋に行くのは、やっぱり本が好きだから。そして読書や活字に親しむ自分が好き、というナルシズムを含め、活字好きが集まる場所がやはり必要なのです。アマゾンは確かに便利。アマゾンが地域の本屋を破壊するのは致し方ない事実です。それに電子書籍。特に洋書は高いし、分厚くて持ち運びも大変だから便利です。とはいえ、そんな時代でも本屋は生き残るはずです。インクのにおい(特に洋書ならではのやつ)、紙の質感を忘れることは出来ませんね。

それにしてもぶらりと立ち寄るのにぴったりな街でした。そして今回のナパバレーの旅では、セントヘレナを楽しみ、カリストガまでサイクリングも満喫しました。ナパバレーのエッセンスを楽しめたと思います。次回また機会があれば、宿泊をしたいし、いっそソノマにも足を伸ばしてみたいです。ナパ最高!

【ナパレポート】

・車なしでナパバレーに行く方法
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/07/blog-post_28.html
・セントヘレナのおいしいもの
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/07/blog-post_29.html
・ナパでサイクリング(サイクリングガイド)
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html

ナパでサイクリング(セントヘレナ~カリストガ)

ナパのサイクリング最高でした!セントヘレナからカリストガまで、片道15キロ、約1時間のライドです。往復しても2~3時間あれば十分。疲れ過ぎない程度の距離が程よかったです。自分のペースで周れるのがよいですね。
さっそくセントヘレナからスタート。自転車屋のおじさんにルートプランニングを手伝ってもらいました。セントヘレナからカリストガまで、シルベラードトレイル(Silverado Trail)を通ることにしました。ルート29と、Silverado Trailの2つのコースがあります。おすすめはSilverado Trail。車が少なく快適で安全ですし、景色もよりゆったりとしてリラックス出来るはずです。(自転車屋&セントヘレナの街については「前回記事(セントヘレナのおいしいもの)」を見てください)
さっそくスタート。St Helenaダウンタウンから横道に入りSilverado Trailに合流。Pope St、Pratt Aveのどちらからでも大丈夫。前者はきれいな住宅街、後者はさっそくナパらしいブドウ畑を眺めることが出来ます。Pratt Aveでは何かのロケ中。何のロケかも分からないし、おじさん俳優がカントリー風の服装で道を歩くシーンでした。シーニックな景色も手伝って、良いシーンだなと思いました。太陽がまぶしいのに、どことなく悲しげな光景でした。
 そしてこのきれいな住宅街。何気ない住宅街の景色が心に残ります。それにしてもなぜこうもきれいなのでしょう?フロントヤードがあって家が道路に直接面していない。庭木や街路樹が広葉樹なので質感が柔らかくて、かつ太陽を浴びてきれい(常緑樹にはない魅力)。何よりも樹木の絶対量が多くて目に入る緑の割合が高い。理由はこんなもんでしょうか。もちろん収入にゆとりがある人が多い地域だからというのが最大の理由かもしれませんが、きれいな場所でした。
そしてSilverado Trail。2車線の田舎道で走りやすくて最高!もちろん右側通行で走りましょう。ぶどう畑、林の中、ワイナリー、スパ、景色に変化があって飽きません。道は全体的に緩やかです。途中でアップダウンを繰り返す区間がありましたが、たいしたものではないです。下り道では、とにかく風が気持ちいい!天気がよくて結構暑かったですが、湿度が低いし風も気持ちいいし、やっぱりナパ最高。日差しが強いのですが、光の質感が素晴らしい。空気中のちりが少ないのか、湿度が低いからなのか、ナパの光はきれいです。もっともナパに限らず、北アメリカは全体的にどこでも光の質感が美しいように思います。

カリストガが近づくに連れてホテルやワイナリーが増えて来ました。こういう田舎でもナパのブランディング力はすごいです。高いレベルで保たれていて、俗っぽくないんです。小汚い看板や、道端の粗大ゴミなどがなくて、あたかも自然界のディズニーランドのようです。ワイナリーも見た目はしゅっとしているけれど、カジュアルでリラックスしていてバランス感が絶妙。お客さんも酒が入って賑やかだけど、決してしょーもない酔っ払い(おっちゃん)は見かけませんでした。何をどうしたら、この高いレベルを保つことが出来るのか?なかなか難しいことですよね。

【ナパガイド】
・ナパで自転車を楽しむ"Napa valley Vine Trail"
・セントヘレナの自転車屋と、街の楽しみ方
・ナパバレーの行き方(車がなくても大丈夫)

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