Jan 30, 2011

ビーチサイクリング(サンタモニカ~マンハッタンビーチ)

ロサンゼルス旅行最大の難点は、車がないと不便なこと。車移動が前提な街だけにバスや電車での移動は大変。ましてや慣れない土地でのレンタカー移動は結構不安なもの。そこで思いついたのはサイクリング、自転車での移動("Los Angeles on $100 a Day" NYタイムズより)。どうせなら気持ちよい道を走りたいと思い、サンタモニカからマンハッタンビーチまでサイクリングを2010年GWに試してみました。

今回のコースは約20キロ。自転車ノンストップだと約1時間くらいでしょうか。のんびり寄り道しながらが楽しいので、最低半日は時間を費やす価値ありです。道は基本的に自転車専用レーンが続いています。単純にビーチを走るだけですが、途中のマリーナデルレイのみ少々複雑。曲がるポイントは地図上の"!"をご参考に。


動きやすい格好、水、最低限のお金は必需品。そして出来れば持ち歩きたくないですが、パスポートも。レンタル時にIDとして必要でした。日本の免許証で許してもらえませんかね??これだけそろえれば準備完了。

有名過ぎるこの場所から出発。サンタモニカピアの看板をくぐり、進行方向左側からビーチへ降りる。SEA MIST RENTALSという店でレンタルしました。1日借りて15ドル。レンタル時にはIDが必要なのでパスポートをお忘れなく。ついでに自転車用のカギ(ワイヤーとカギ)を借りると便利。店に立ち寄る時など、パイプなどに結び付けて止めておけます。カゴも貸してくれるので、荷物が多くなりそうな方はぜひ。種類も台数も数多くあり、スタッフも親切なのでお気に入りの1台を。

サンタモニカ~ベニスビーチは人通りが多い。特にベニスビーチは道が混んでいました。道が結構砂に埋もれていて、部分部分降りて押さないといけなく、結構しんどかった。広いビーチでバレーをする人達、ベニスビーチならではの胡散臭いお土産屋。想像していた通りの光景だけど、日差しと風の質感だけはどんなにがんばっても文字では表せない。なんていう質感なんだろう。


ベニスビーチまではビーチを道沿いに走ればOK。ベニスビーチの終点からマリーナデルレイに入る曲がり角が分かりにくいので、一つ目の"!"を参考にしてください。交差点の近くにはレストランがたくさん。標識を見た上で、WASHINGTON BLVDに入っていれば大丈夫。WASHINGTON BLVDをまっすぐ進み(公道だけど自転車レーンあり)、二つ目の"!"を右折。このポイントで道路上の自転車レーンが消えますが、右手の小道に続いてます。

しばらくマリーナデルレイのハーバーをぐるっと周ります。これが現実の風景なんですよ笑。鈴木英人さんの絵の世界を実現したらこうなるんだろうな。冗談ですが、こういう何気ない景色がとっても絵になる!この近くにあるハンバーガー屋(THE COUNTER) はオススメ。カスタムビルドで自分の好きなハンバーガーを作れる楽しい店です。


ハーバーを抜けたら、地図上の細い部分(川沿いを走ります)を通って、またビーチに戻ります。ここから先は地味なビーチが続きます。かなりローカルな雰囲気。地味だけどあいかわらずいい感じ。




ロサンゼルス空港が近づいてくると、景色はむさくるしくなる。インダストリアルエリアを通過します。空港、石油基地、発電所、大型コンテナ船。むさくるしいはずなのに、SOCALの質感がエフェクトを効かせてました。滑走路から飛び立つ飛行機の真下を走るのは大迫力。発電所(EL SEGUNDO)もなんだか爽やか。こんな場所にまで芝とヤシの木があるんです。


いよいよマンハッタンビーチに到着。ランドマークの桟橋です。この左手が急坂でマンハッタンビーチの賑わいが盛んな通りでした。ローカルな雰囲気だけど、相当に洗練されていてきれいな場所。居心地が良すぎて、逆に居心地が悪い、肩身の狭い思いを若干することになったくらいなもんです。

ジャンバジュース。雑貨屋。ギャラリー。夢の世界かと思ったくらい笑、洗練されてました。他の場所に比べても、一段上なような気がした。確かに居心地は最高。けれど同じくらい居心地の悪さというか、若干の気まずさも感じた。おとなしくジャンバジュース飲んで帰りましたよ。居心地がよければよい程、同じくらい肩身の狭さを感じるというのが、よくも悪くもアメリカに行く度に思う感想の一つでした。

来た道を帰りましょう。夢の世界にも別れを告げます。レンタサイクルの返却(=閉店)時間を確認しておいてください。営業時間内に返せないとややこしい。疲れもあるので、来た時間の1.5倍を見込んだ時間にマンハッタンビーチを出ます。 来た時間を計っておくと便利かも。






そして再びサンタモニカに帰って来ました。いやー、疲れました。爽快な疲れです。レンタルサイクル屋の脇にビールスタンドがあったので、さっそく乾杯。なんて段取りのよさなんだろう、みんな考えていることは同じなのか?

風と日差しの質感、socalのエフェクトをじわじわと感じた一日でした。車がないとロスを周れない、貧乏旅行だから自転車に乗る。そうではなくて、重要なのは発想の転換。自転車だからこそ、見れるものがありました。環境にも健康にもよい自転車旅行をこれからも機会があれば、体験していきたいです。

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