Jun 23, 2012

UCバークレーを散歩

UCバークレーのキャンパスをのんびり散策。キャンパス巡りは海外旅行の楽しみの一つです。落ち着いた趣きのキャンパス。そして意外な穴場は付属のボタニカルガーデン(植物園)。学生達を見ていると、自分の学生時代の後悔が思い浮かぶ一方で、じわじわと刺激を感じることが出来てパワーを再充電したような気がしました。


BARTのDowntown Berkeley駅で降りると、そこはもうUCバークレー。サンフランシスコから気軽に行けます。シャタック通りでランチした後(前回記事)、キャンパスを訪れました。

セントラルパークの設計者としても有名なFrederick Law Olmstedが関与したキャンパス(Campus History)は落ち着いた趣き。それでいてアイビーリーグの様なスノッブな雰囲気はあまり感じられず、バークレーらしい?リベラルでカジュアルな雰囲気を感じました。自分と同じアジア系の学生をとにかく良く見掛ける点も、親近感を感じます。とにかく良い意味でカジュアルです。"Jansport"のバックパックを良く見掛けます。

そして斜面ではお決まりの様に、フリスビーをしたり、昼寝したり、読書したり、グループ討議したり。とにかく外に居たくなるベイエリアならではの気候がうらやましい!高温多湿の国では難しいですね。斜面に作られた芝生広場を見ていると、どういう訳か大岡山の東工大のキャンパスがデジャブしました。この雰囲気、大好きです。
そして(あまり知られていない?)穴場だと思ったのは、UCバークレー付属のボタニカルガーデン。 キャンパスの敷地内にありながら少し距離があるので、キャンパスバスに乗ると便利です。時間がある人にはおすすめです。リラックス出来ます。園内はとても広いです。そして世界中の植物が集められていて、地域毎にエリアが分かれているので、ちょっとした世界一周旅行気分も味わえるかも知れません。それほどにバークレーは恵まれた気候なのですね。
まず見掛けるのは「アフリカ地区(写真左)」と「世界の砂漠(写真右)」。どちらも背が低く、とても地味な雰囲気。だけど生命力の強さを感じます。
次に「日本ガーデンエリア」。日本人として誇りを感じる瞬間です。そして何とも言えない懐かしさ。しかし日本で見掛ける日本庭園と決定的に異なる点は、カリフォルニアならではの"光の質感"。どちらかというと落ち着き・わびさびの佇まいが魅力の日本庭園が、とにかくゴージャスに見えるのです。カリフォルニア・エフェクトです。それ故に、ニューヨークにある、ブルックリンボタニカルガーデンの日本庭園とは、アメリカにある日本庭園同士でありながら、若干趣が異なる様な気がするのです。ちなみに話は変わりますが、クレイジーケンバンドの横山剣さんは、横浜にある「三溪園」のことを、「カリフォルニアにある日本庭園のような雰囲気を感じる」とかつて指摘していました。天才的な感性です。
ごく自然に調和した風景が魅力的。樹木は山に生えているかのように自然な配置、もちろんガーデンもいい感じ。計算し尽されているのに、計算されてないように見える素朴な景色。やっぱりアメリカが本気になるとすごい。芝生広場脇の庭園(写真左)、そしてハーブガーデン(写真右)もありました。ちなみにバークレーですけど、庭園にあるのは、あくまでもまじめな方のハーブです笑。
左の木は、パシフィックノースイースト。。右の木は、イーストコースト/ミッドアトランティックって感じがしませんか?ある土地のイメージには、樹木によって織り成される自然の風景も含まれると感じた瞬間です。左のような木は、少なくともニューヨークのセントラルパークや、東京の日比谷公園に生えているとは思えないのです。
子供達も遊びに来ています。幼い時から、こういう環境で遊べる子供達がうらやましい。そして子供達を見ていると、こちらの文化圏に生きる子供達に「社交性」がどのように培われているのか、瞬間を垣間見ることが出来ました。 社交性が求められ時折プレッシャーにさえ感じられることはあるのでしょうが、なかなか良い光景でした。彼らが遊んでいる時に、別の親グループに連れられた子供達が芝生広場にやって来ました。彼らはごく自然に鬼ごっこを始めました。その時に当然鬼を決めるのですが、まずはお互いにきちんと自己紹介。その仕草が、まるで大人同士がパーティーか何かで自己紹介をしあうかのような様子なのです。幼稚園児にして、社交性が身につき始めている様子でした。ちょっと感心です。

最後にキャンパスに戻り、キャンパスショップを訪れました。商売魂で色々販売していますが、アンダーアーマーのトレーニングシャツを買いました。さりげなく、UCのクマのマークがプリントされています。アンダーアーマーは、キャンパスコレクションのラインナップも豊富ですね。ついでに、あまりにみんなが持っているので、Jansportのバックパックを買いました。意外と安いです。そしてとにかく実用的。とにかく背負いやすいです。真っ黒でしゃれっ気も何も無いけど、実用的で、ある意味ブランド品?とされている辺りが気に入りました笑。

植物園の自然でリラックス。そして学生の雰囲気はリラックスしているように見えて、本気モード。大学を卒業して数年経った今だからか、学生時代にやっておけばよかった後悔が今更ながら思い浮かびました。一方で、学生を見ていると、今の自分には、かつての学生時代に感じていたエネルギーや刺激が徹底的に不足しているとも感じました。やる気の再充電です。これだから、大学のキャンパス巡りはリチャージという意味で、とても有意義なことだと毎回感じるのです。

【トラベルチップ】

・UCバークレーは広いので、キャンパスマップをプリントして持って行くと便利。
UC BERKELEY MAP(http://berkeley.edu/map/) 

・時間があれば、Telegraph Aveも散歩するとおもしろいかも知れません。大学美術館を併せて、バークレーは見所豊富ですね。

Jun 16, 2012

とってもグルメなバークレー

サンフランシスコから程近い、カリフォルニアのバークレー。アメリカの食事はどうせまずい、だなんてバークレーではウソです。ゲットーで出会った最高のピザ?別名「グルメゲットー」とも呼ばれる、シャタック通りをぶらぶら散歩してみました。

まずはBARTのDowntown Berkeley駅からスタート。サンフランシスコから気軽にアクセス出来ます。駅を出たらShattuck Aveを歩くこと約10分。今回のメインエリアに到着します。周囲はのんびりした住宅街。ローカルで賑う界隈では、男性だけの家族連れ(父・父・長男・次男)に出会いました。とてもバークレーな光景ですね。




















昼飯には遅い14時くらいでもこの賑わい。さっそく、The Cheese Board Collectiveに 入りました。ピザ、ベイエリアのクラフトビール、オープンテラス、太陽と風、ローカルバンドのラテンジャズ。もう言うこと無しですね。ピザは、誰しもがお いしいと思い描くピザがそのまま形になったって感じ。普通においしかったです。ボリュームもあるのにお手頃(1スライス/2.5ドル)。基本的には日替りピザの1種類。グラスワインもあるし、クラフトビールも数多く揃っています。5月はとてもさわやかで、たまたま演奏されていたラテンジャズとも相まって、よい雰囲気でした。平日なのにこのリラックス感。全てのものがあるべき状態にあるというか、落ち着いています。経済的な豊かさという次元を超えて、アメリカというかバークレー/ベイエリアの底力を感じたような気がします。
究極のオープンテラス笑。待ちきれない人達はShattuck Aveの緑地でピザを食べていました。日本では恥ずかしくて出来ないアメリカンな光景ですね。日本ではせっかくの夏なのに気温と湿度が容赦ないから、なかなか難しい。ベイエリアの適度な気温と、何よりも湿度の低さがうらやましいです。これだけ恵まれた天候だと、仕事や勉強にどうやら集中できそうな気がします。世の中を驚かせる数々のアイデア、サービス、製品が生み出される背景には、この恵まれた気候も多く区影響しているのかも知れません。こちらの人達は太陽に浴びたり(シェリルクロウの歌ではないですが、soak up the sunという英語の表現は好きです)、外でピクニックをしたり、外にいることが好きなんでしょうね。ヨーロッパにも通じる、どちらかというとコケイジャンの文化なような気がします。
そしてShattuck Aveでは言わずと知れた、The Cheeseboard(チーズショップ)とChez Panissです。二つの店はつながりが深いのだそうです。この地にレストランを開いた理由のひとつでもあり、Chez Panissがベイエリア地震で損壊を受けた時、ファンドレイジングで協力したり、そんな関係にあるのだそう。Chez Panissは今度バークレーに来る機会があるときに訪れてみたいですね。店に訪れることは出来ませんでしたが、代わりにChez panissのAlice Watersの本を読んでみることにしました。なぜChez Panissがレストランとして成功したのかという理由も気になりますが、一番印象的だったのはアリス自身の話でした。UCバークレーの学生時代に訪れたパリがその後のモチベーションになっている。パリでの原体験がヨーロッパへのリスペクトという形で随所に散りばめられ、それがおいしいメニューにつながっている。大きくこの2点が全てにつながっているのだと思いました。

若い時の原体験は本当に大事なものです。そしてどのような形で生かされるかは分からないけれども、プライベート以上に仕事の方面でつながった時は素晴らしいと思います。そうすれば生活の為の仕事がもっとおもしろいものに昇華するはずです。仕事の目的は生活の為、というそもそもの原理を否定するつもりはないし、そこを見失うとやっかいなことになります。それでも、原体験はいつまでも大事にしたい。またパリで感じた、フランスへのリスペクトというのも大事なこと。「ヨーロッパが本物」というヨーロッパ崇拝はあまり気に入りませんが、それでも皆が「本物」を求めるのであれば、 そこを狙うべきです。Shattuck Aveがグルメゲットーとして名を馳せるのも、本物を求めるレストランの姿勢が、時代の流れも手伝って評価されたことにあるのだと思います。もちろんベイエリアならではの土壌(目の超えた人々、彼らを支える経済力)もあるでしょうし、60年代からバークレーに続く文化が資本主義を根底から覆し否定することなく、全うな形で21世紀風に進化と転化を遂げることが出来たという証であるのかもしれません。

ただただおいしいだけでなく、色々と頭の中で考えるのも楽しいバークレーのグルメゲットー。もちろん本当においしいものを食べている時は、そんなことは頭の中に浮かんでこないし、それに食事中はもっと楽しい会話をしたいですね笑。ただ、こうなんというか、少し背伸びして妙に知的さを気取るというか、勝手に思うそんなバークレーの雰囲気は好きです。

【トラベルチップ】

・BARTは少しややこしいです。赤色に乗れば直接バークレーに行け、黄色に乗った時はオークランドで乗り換える必要があります。クリッパーという、ICカードがあると便利です。ベイエリアの色々な乗り物で使えます。
BART(http://www.bart.gov/
クリッパー(https://www.clippercard.com/ClipperWeb/index.do

・ベイエリアは乗り物が便利です。サンフランシスコ市内はもちろん、BARTやフェリーやカルトレイン、バスに乗ればレンタカーが無くてもそんなに不便ではありません。511というサイトを使えば乗換え案内も調べることが出来ます。
511 Transit(http://tripplanner.transit.511.org/

Jun 5, 2012

アムトラック・コーストスターライトの旅

アメリカの雄大な景色を楽しめるアムトラック。数ある路線でおすすめは?と言えば、ロサンゼルスとシアトルを結ぶ、コーストスターライト号です。日本人に一番手頃なアムトラック体験。短い時間で、アムトラックのエッセンスともいえる景色を楽しめます。短期間の旅行でも気軽に乗れるし、何よりもカリフォルニアのエッセンスが凝縮されたきれいな景色が最高。ロスとサンフランシスコを両方訪れるなら、コーストスターライトにぜひ乗ってみては?


今回(2012年ゴールデンウィーク)は、ロサンゼルス~オークランド(オークランドから、サンフランシスコには無料シャトルバスがあります)を乗りました。ロスを10:30に出て、オークランドには21:30頃につくという約11時間の旅。1日でカリフォルニア縦断を楽しめるのでおすすめです。11時間も飽きないの?と思いますが、何はともあれ写真を見てください。

まずは、ロサンゼルスのユニオンステーションを出発。いつ行ってもきれいな駅です。駅の端末にクレジットカードを通すだけでチェックイン完了。小さなスーツケースなら車内に持ち込めます。預けてしまうより、車内のスーツケース置き場に置いておく方が便利だと思います。車内は何気に満席でした。しばらくロス郊外を走り地味な風景が続くのですが、サンタバーバラに近づくにつれて、一気にカリフォルニア気分が盛り上がって来ます。




左を向けば海、そして右を向けばきれいなコテージ。そしてサンタバーバラの駅に着くとこの美しさ。サンタバーバラは本当にきれいな場所です。また駅に着く度に、タバコ組みは車外に出てぷかぷかやっていました。そして彼らは、次第にみな仲が良くなって、コミュニケーションを深めている感じでした。日本のタバコ部屋みたいですね。タバコを吸わない自分には、タバコミュニケーションはうらやましい限りです。




サンタバーバラを過ぎると、しばらくこの景色が続きます。向かって左の海もきれい、向かって右の緑地(牧場だったりします)もきれい。本当に飽きない景色です。海がきれいなのは当たり前、何気に山側の景色も雄大でよい感じでした。カリフォルニアだけに、海がきれいなのは当たり前なのかも知れませんが、何気に丘や緑がきれいなのもカリフォルニアなのでした。

ちょうど昼時だったので、カフェカーで食事を買いました。スリーパー(寝台車)の人はチケットに食事代が含まれているので食堂で食べることが出来ます。一日乗るだけならコーチ(座席)で十分なので、カフェラウンジに行けば十分です。その日の昼は、牧場を見ながらの「ビーガンバーガー」。味そのものは何とも微妙なのですが(笑)、アムトラックにビーガンメニューがあるとは少し驚きでした。アムトラックにはマスキュランなイメージがあったからです。日本では「野菜を食べましょう」とか、「最近、野菜不足でさ」とよく言います。でもその割には、ビーガンやベジタリアンメニューを見かけません。野菜しか食べない、という文化が広まれば、野菜不足など問題ですら無くなると思うのですが。


こんなブドウ畑もきれいですね。スタインベックの「怒りの葡萄」が思い浮かびました。「太陽の下、ぶどう畑で働くんだ。毎日きれいな、お日様浴びて、ぶどうを収穫しながら、たまにはこっそりぶどうを食べるんだ。天国みたいだな。」あたかも、小説に出てきそうなフレーズが思い浮かびました。"We are not in Kansas anymore"というのも、こういう景色と気持ちのことを言うのかも知れませんね。昼寝タイムならではのまどろみの中、のんびりしました。レンタカー旅行もいいですけど、運転を忘れ、全員がまどれめるのがアムトラックの特権です。


そしてアムトラックは、こんな丘越えもします。緑一面の美しい丘をひたすら、とことこ登って行きます。こういう景色が続くときは、パーラーカー(展望車)に行くのがおすすめです。大きなガラス貼りの車両から景色を楽しめます。

景色を眺めていたら、隣に座っていた同じ年くらいの人が「もう食べきれないから」といって、クッキーをくれました。サンフランシスコの"Fashion Institute"に通っていると言っていました。テイラースフィトみたいな雰囲気の、ひょろっとした人でした。そして席に戻れば、シアトルまで乗りとおすんだ!というおじさんが、カフェカーで買ってきたプレッツェルを分けてくれました。アムトラックは乗り合わせた人との会話が楽しいですね。隣の座席の人と会話をするくらいの、このフレンドリーさ。社交的な人達の雰囲気はなかなかアムトラック、アメリカならではと思いました。

そして一面に広がる畑と、油田を眺めながらサンセットタイム。カリフォルニアは石油が採掘されているので、小さな汲み上げ施設が至る所で動いている景色を見ることが出来ます。海、太陽、畑、緑一面の丘、石油採掘などなど。カリフォルニアのエッセンスを思う存分に楽しみました。そしてコーストスターライトはオークランドに到着。隣のおじさんに"Take care"と言ってお別れ!周りの人達の何人かもそうしていましたが、下車する時に隣の席の人に「さよなら」と行って降りていくなんて、何だか暖かい文化だなと思いました。約半日の旅行でしたけど、景色、そして人の温かさ。アメリカのおおらかさを満喫しました。旅行の思い出に一番残るのは、こういう何気ない体験だったりしますよね。アムトラックはやっぱり好きです。

【トラベルチップ】

・ロサンゼルスはユニオンステーションから出発。荷物をチェックインする時は窓口を、預けない場合は端末に予約に使ったクレジットカードをかざすだけでOK。後は時間になると出発ホームが案内され、ホームへと向かいます。コーチクラスでもトランク置き場はあるし、スリーパーでも小さなトランクなら室内に持ち込めます。チェックインしない方が、むしろ便利かも。

・ユニオンステーションには何と、ファミリーマートがあるので、飲み物やスナックを買うにも便利です。おにぎりもありました。車内では器用に(三角のビニールに包まれた、あのひもを引いて開けるタイプの)おにぎりを食べる人を発見。もし時間があれば、駅前のオルベラ街でメキシコ気分を楽しむのが最高。メキシカンな雑貨もあるし、食事も出来ます。もちろん、フィリップオリジナルでフレンチディップを食べるのもおすすめですね。

・車内は飛行機のビジネスクラス並みにゆったり。暑がりなのでちょうど快適でしたけど、車内はしっかり冷房が効いています。さすが薄着の人が多いけど、カーディガンやブランケットがあると何気にいいかも知れません。

・カフェカー(売店)は微妙にやっていない時間があるので気をつけてください。

・オークランドからサンフランシスコへは無料シャトルバスがあります。コーストスターライトのチケットを買う時は、向かい先をオークランドにするのではなく、必ずサンフランシスコを選ぶことを忘れないでください。市内では、Financial District、フェリービル、フィッシャーマンワーフ、ショッピングセンター(マーケット通りの中心街)に止まるので便利です。

Jun 2, 2012

ロサンゼルスのマリブビーチ

ロスでビーチに行くなら、マリブビーチが最高!高級な雰囲気と、リラックス&ローカルな雰囲気のバランス加減が良い感じです。ロスに遊びに来てよかったなと心から思えた瞬間でした。2012年のゴールデンウィークに訪れたマリブビーチの思い出です。


基本的には車で行くべき場所だけど、サンタモニカやダウンタウンからバスで行くことも出来ました。サンタモニカからバスに乗り、Pacific Coast Highwayを走り続けます。さっそくビーチが見えてきます。世界中の路線バスドライバーの憧れのコースかも知れません。ゲティビラ、マリブピア、マリブモールなど一通りの場所にアクセスできるので便利なバスです。



まずはマリブカントリーモールに行きました。きれいな土曜日の午後のモール。高級な店がたくさんあるけど、とてもリラックスした雰囲気。文字通りゆとりのある人達ばかりです。ラルフローレンの店がありました。ラルフローレンは少し似合わない?太陽がまぶしくて、リビエラみたいなマリブには、ナンタケット(ニューイングランド)のおとなしい雰囲気は似合わないのかも知れません。マリブもナンタケットも同じく高級リゾートですが、良い意味で対照的です。レストラン(本格的な店から、テイクアウトできる店まで)やカフェもあるので、のんびり食事も出来ます。


そしてモールを出て、マリブラグーンの中を歩きます。自然保護区になっていて、落ち着いた雰囲気。マリブは山側の景色もきれい。豪邸が立ち並んでいます。マリブはハイキングにもよい場所なんだそうです。




いよいよマリブビーチに到着。言葉はいりませんね。太陽、海、空気の質感。アメリカに行く度に思いますが、晴れの日のアメリカは大好き。光の質感が本当にきれい。アメリカならではの質感ですね。




 ビーチをしばらく歩くと、マリブピアに到着。途中水の中を歩かないといけない場所があるので、サンダルを持っていくと便利です。マリブピアでは釣りを楽しむ人がいました。そしてピアの先では雑貨屋を発見。よいセンスでした。中でもマリブタイルのタイルアートはおすすめ。マリブではかつてタイルを作っている作家がいたのだと教えてもらいました。確かに観光客向けの店かも知れませんが、想像を裏切るセンスのよさ。なかなかこういうセンスを実現するのは難しいことです。

ピアの入り口近くにはカフェもありました。こんなカフェでぼーっとしてみました。コーラが数倍おいしく感じました。こういう店でのんびりするのが、意外と思い出に残ります。そしてふとした瞬間に、旅先の思い出として浮かんできたりするのです。


最後にサンタモニカへ戻って来ました。サンタモニカはにぎやかな場所。だけど夕暮れはとてもメローな雰囲気が漂っていました。メローな夕日を見ていると、ウエストコーストに来て心からよかったなと思います。ただ太陽と海と山があれば、同じ質感を再現できるかと言えば難しいです。アメリカというか、いわゆるSOCALの質感がなしえるエフェクトだと思います。

【トラベルチップ】

・サンタモニカからは、"METRO 534(MALIBU EXPRESS)"というロス交通局のオレンジ色のバスでアクセス出来ます。サンタモニカプレイスの目の前、"2nd&Broadway"の交差点から乗れば(小さな看板が立っているので見落とさないで!)、ゲティビラ、マリブピア、カントリーモールなど一通りの場所に行けます。

・ダウンタウンからは、"BIG BLUE BUS10(RAPID 10)"でアクセス出来ます。ダウンタウンの数箇所、もしくはユニオンステーションの目の前のバス停からも乗れます。途中でフリーウェイを通るので早いし快適。フリーウェイはいかにもロスって雰囲気。ちなみにMETROバスでもサンタモニカに行けますが、BIG BLUE BUSの方が雰囲気が良いので安心かも。

・だいたい半日あれば楽しめると思います。夕日の中をサンタモニカに帰ってくると、時間的にちょうどいいかもしれません。ただバスは基本的に15分以上遅れて走っていました。道路が渋滞しがちです。時間通りに来るはずがないと思って、焦らず周りのビーチの景色でも楽しみながら待つのがいいと思います。あと手を上げないとバスは止まってくれません!

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