Jul 17, 2013

【まとめ】ワシントンDC

ワシントンDCのガイドです。

一日で回れるワシントンDC
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/06/dc_23.html
まずはこちらの王道コースからどうぞ。
ホワイトハウス、連邦最高裁、キャピタルヒル(議事堂)をレンタサイクルで周ります。
ワシントンDCは想像以上に広いので、自転車が便利です。
時間がなければ、一日で十分かも知れません。

ワシントンDC・スミソニアン博物館での新発見
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/06/dc.html 
恐竜、飛行機にロケットはよく知られたスミソニアン博物館の展示物。
なんと日本製の炊飯器まで展示されていました(アメリカ歴史博物館) 

日本人なら忘れてはいけないモニュメント
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/blog-post.html 
全米日系人記念碑は日本人必見です。
ワシントンDCのようなアメリカ民主主義の装置舞台とも言える街
だからこそ、自分のアイデンティティを確認する場所なのかも知れません。

ワシントンDCのハーレム(Uストリート)
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/06/dcu.html 
有名な観光地に飽きてしまったら、Uストリートを散策しましょう。
ブラックネイバーは変わりつつあります。
昔からの側面、そして今時のヒップな南部料理レストラン。

ここはイギリス?ジョージタウン
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/dc.html 
雨でも美しいジョージタウン大学
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/blog-post_13.html
同じく観光地に飽きてしまったら、ジョージタウンへ。
まるでイギリスのような絵になる街並みです。
ローカル感満載だけど、ちょっとハイソな雰囲気です。
ジョージタウン大学を散歩して、マーティンズタバーンで食事。
ケネディ大統領がオナシス夫人と出会った?と言われるレストラン。
一通り有名な場所を訪れた後、最後はジョージタウンで締めくくりましょう。

Jul 13, 2013

雨でも美しいジョージタウン大学

世界の大学キャンパス巡りが好きなので、もちろんワシントンDCのジョージタウン大学にも行きました。こじんまりとしたキャンパスは雨が降っていても、イギリスを彷彿とさせる落ち着いた雰囲気。学生の雰囲気を見ているだけでもよいですね。
ジョージタウンは何気に地下鉄が通っていないので、デュポンサークルまで地下鉄で行きサーキュレーターというバスに乗り換えて行きました。たいした距離ではないので、タクシーでもよいかも知れません。(ジョージタウンについては過去の記事をどうぞ) Mストリートというメインストリートから、33~37thのいずれかの通りに入り(坂道で上がっていきます)、Oストリートにぶつかればそのまま正門にたどり着きました。この途中の道が美しいのです。大学の寮が立ち並んでいますが、もうまるでイギリスのような景色。行ったことないのですが。
そしてメインビルディングがお待ちかね。ジョージタウン大学はカトリック教会がベースとしてあり、しかも1789年に建設されたのだそう。そのせいか?何ともアメリカっぽくないというか、限りなくヨーロッパのような雰囲気が漂いますね。多様な側面を持つアメリカですが、18世紀の東海岸は自分にとって全く未知の世界であり、到底縁が無い類の領域なので、圧巻させられました。東海岸のすごい世界は、21世紀になった今でも、私達には踏み入れることが難しい、躊躇させられる世界なのかも知れません。技術系の領域であればそうでもないかも知れませんが、文系、特に経済学や法学の世界になると、お手上げですね。
古いものも新しいものも、すっかり溶け込んでいます。旅行中の雨はがっかりしてしまいますが、ジョージタウンでは気になりません。むしろ、石造りの建物や、レンガの歩道が雨にぬれ、そして夕方の灯りを照らし出して趣きがあります。しっとりとしたレンガと芝生がきれいです。ちなみにカフェテリアとブックストアは新しい建物の近くにあります。学生がみな勉強をしていました。勉強したり、本を読んでいる姿って、実際は何をやっているかは別として、頭がよさそうに見えて好きです。

雨が降っていても、小雨程度ならばこちらの人はあまり傘をささないのでしょうか?レインコート姿で歩いている人を見掛けました。そして夕方だから人が少ないのでしょうが、それでも一人や二人、多くても3~4人程度のグループで歩いている人が多い。そして(まだ酒が入っていない時間だから?笑)みな、落ち着きながらもきびきびと歩いています。はたして外国の人はグループ行動が苦手なのでしょうか?5人以上のグループで、だらだらと大声(しかも高音の!)で話しながら、そぞろ歩きしているような雰囲気ではありませんでした。レペゼンアジアとして、馬鹿にされない為には、堂々としている必要があるのかも知れません笑。

そしてここでも見かけたジャンスポーツ。ジョージタウン大学はそれなりの学費が掛かる、高級な私立大学。そんな私立大学の文系学生(いわゆる私立文系)でも、持っているカバンはヴィトンやコーチではなく、ジャンスポーツ。もちろん普段着がおしゃれな人もあまり見かけない。それでもどこかでパーティーがあるのか、ドレス姿でばっちり着こんで歩いているグループも見掛けました。普段着はカジュアルすぎるくらいだけど、決めるときは決める。何気にこの方が、全体的に見ると合理的というか、普段着にお金をつぎ込まなくてよいので、合理的なのかも知れません。オンオフの服装にどの程度区切りをつけるかは、ところ変わればです(ただ日本はあまりに暑すぎるので、夏くらい別に適当な格好でいいですよね笑)。
 
最後にキャンパスを出て、またMストリートに戻りました。この彩りと質感。しかも2枚目の写真なんて、建物の色に合わせてMINIが停めてありますよ(偶然でしょうが)。写真好きな人にはオススメの街並みだと思います。この後の続きはこちらの記事を見てください。Mストリートに戻り、Martin's Tavernと言う店でクラブケーキを食べました。適度にローカルな雰囲気があって、夕飯を食べたり、買い物したり、ワシントンの中心部とは違う魅力があります。

ワシントンDCのまとめページです。ご参考にどうぞ。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/dc_17.html 

Jul 10, 2013

ここはイギリス?ジョージタウン(ワシントンDC)

ワシントンDCのジョージタウン/Georgetownなら、旅行中に雨が降ったって構いません。イギリスらしい街並みは更にしっとりと趣きを重ねていましたから。メインストリートのMストリートを歩き、ウィスコンシンアベニューで有名なマーティンタバーンで夕食。どんよりとした空、しとしと降る雨は旅行中を台無しにする所か、よりよい思い出を作ってくれました。
地下鉄が便利なワシントンですが、ジョージタウンには通っていません。デュポンサークルからサーキュレーター/DC Circulatorというバスに乗りました。地下鉄の駅からバス乗り場が分かりにくかったので、事前にグーグルマップを見ておくと便利かも知れません。(アメリカのグーグルマップはバス停の表示が詳しくて便利、次のバスの時間も出てくる!)中心街からであれば、それほどのお金は掛からないので、タクシーも間違いなく便利だと思います。

まずはジョージタウン大学を散歩していたので、キャンパスからメインのMストリートまで歩くことにしました。とにかく坂を下ればたどり着くので分かりやすい。ジョージタウンは意外と高低差があるエリアです。坂道がある街は景色に変化が生まれてよいですね。そして途中にはさっそくこの景色。絵本の世界?歴史的にもイギリスの影響を大きく受けているであろう地域ですから、この景色なのでしょう。アメリカと一口にいっても、特に東海岸はこういうヨーロッパ雰囲気も味わえて楽しいです。アメリカの多様性に飽きることはありませんね。そしてこの建物はジョージタウン大学の寮なのだとか。都市にキャンパスがある大学で寮が併設しているのは素晴らしいこと。仮にキャンパスと寮を往復する生活になったとしても、息抜きが出来ますよね。精神的なビタミンとして重要です。自分の学生時代は幸いキャンパスと自宅が近かったのですが、いっそ寮があって共同生活を体験していれば、より一層思い出に残る学生生活になったかも知れません。東京にある大学もぜひキャンパスに隣接した寮に住めるようになるといいですね。

 いよいよMストリートに到着(写真はウィコンシンアベニュー)。Mストリートとウィスコンシンアベニューを散歩すれば、一通りジョージタウンを楽しめると思います。時間があれば、ぜひ路地入って住宅街を歩くと雰囲気あります。イギリスに行ったことがある人に聞きたいのですが、きっとこんな街並みではないですか?道路を挟んで低めの建物が立ち並ぶ。看板や宣伝は決してけばけばしくないけど、数多くの店があって賑わっている。日本の街から電柱柱はもちろん、看板(特にのぼり)や広告を無くしてしまいたいですね笑。若干ハイソな街ゆえにこうした景観が保たれているのでしょうが、それにしてもって思ってしまいました。美的センスに差がある、とまでは決して言いませんが笑。
 街並みもおもしろいのですが、ひそかに運河も流れています。世界史の授業で習った「産業革命」って無味乾燥に覚えるだけだと退屈ですが、きっとこんな光景が当時は広がっていたのだと思います。"絵になる産業遺産"という感じの趣きでした。チェサピーク&オハイオキャナルの跡地がこのように公園になっているのです。それでも産業遺産が単なる公園で終わらないのが現代アメリカのたくましさで、写真にあるレンガの建物はショッピングモールになっています。Dean&Delucaや、アンソロポロジー/Anthropologieなどが入っていました。ハイソですね。買い物は特に興味がなかったのですが、ちなみに近くには、Urban Outfittersがありました。コメディ"Portlandia"の本を買ったら、番組の素晴らしさを店員に力説されました。確かにおもしろいですからね。こういうフレンドリーなサービスを行いなさい、というのが店側のマーケティングの一環だったら、計算され尽くしたヒップ&ボヘミアン感を恐ろしく感じますよ笑。
そしておなかも空いたので、ウィスコンシンアベニューにある、マーティンズタバーン/Martin's Tavernで夕食。クラブケーキサンドを食べました。とても贅沢な味でおいしかったです。ミートローフがシグネチャーらしいです。食事はもちろんのこと、店内やお客さんの雰囲気、店自体の歴史を含めて、ここで食事をすること自体が"経験"なのかも知れませんね。ケネディー大統領がジャクリーンオナシスにプロポーズをしたのもこの店なのだとか。比較的カジュアルな雰囲気に感じましたが、それでもお客さんが醸し出す雰囲気はなかなかクラシックで、それなりにクラス感を感じるので、年配の方とワシントンDCを訪れる機会があった時に向いている店かも。ちなみに店内では自分が唯一のアジア系でしたので、文字通りエイジャン(アジアン)レペゼンでした笑。きっと、店員にあしらわれるのかなと期待していたら、にこやかなおじさんが案内してくれて、会計を済ませて店を出る時には、握手までしてきました。こういう何気ない出来事が旅行のよい思い出になりますよね。

ワシントンDCの中心街のように決して目立つ場所ではありません。なので、何となく街歩き&散歩をするのが好きな人におすすめだと思います。あと写真を撮るのが好きな人にも。とにかく絵になる街なのです、しかも自然なバランス感で。クラシカルでハイソな雰囲気がありつつも、カジュアルさも兼ね備えている。何時間でも散歩してみてください笑。

ワシントンDCのまとめページです。ご参考にどうぞ。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/dc_17.html

Jul 7, 2013

日本人なら忘れてはいけないモニュメント

ワシントンDCで感じた衝撃の一つが全米日系人記念碑/National Japanese American Memorial。鉄条網に縛られた鶴だなんて、日本人にとっては驚かされます。渡辺謙と、ミネタ元運輸長官/DOTの対談が収められたNHKのドキュメンタリーを見ていて、これは訪れないといけないなと思っていました。
うっかりしていたら見落としてしまいそうな小さな広場です。広場には人が誰もおらず、あたかも忘れさられてしまったかのよう。だけれど、日本人ならば忘れてはならないモニュメントです。戦争中に日系人が収容所に入れられていた訳ですが、レーガン政権時代に彼らの地位回復がなされたのです。 1988年(1980年代)という時代は日本の自動車や家電製品が本格的に全世界、そしてアメリカに上陸した頃でしょうから、色々な意味で日本に対する注目、そうした時代の波で活動を展開した人達がいたということなのだと思います。惜しくも、戦後史に比重が置かれない学校の歴史の授業では知りえないのですが(古墳や高床式倉庫、古代史を一生懸命覚えることに何の意味があるのでしょうか笑)、1980年代の日本のことは知っておくべきでした。

ノーマンミネタ氏は1931年生まれですから、2013年現在82歳ということでしょうか。考えてみたください、日本でも82歳の方はたくさんいると思うのですが、その世代の人達が収容所に入っていたのです。

1980年代というのは、今から30年も昔の話です。その時代に確かに日本はアメリカに経済的な意味で影響をもたらしました。しかし今はどうでしょうか。30年間くらいであれば、かろうじて日本が日本に対する自信を保つことができるのかも知れませんし、その当時の思い出が神話としてかろうじて生き残ることができるのかも知れません。しかし所詮、神話は神話です。更にはどことなく、根拠の無い自信が生き残っているようにも思います。中国の力が結局ものすごいとか、韓国系アメリカ人がかなりのロビー活動を展開しているとか、日本のワシントンDCの政治的なロビーパワーは1988年のレーガン時代に終わってしまったとか。そういう話ではなく、もっと冷静に1980年代以降、日本はアメリカとどういう関係を築いてきたのか。アメリカとの関係があるから日本が世界でどんな活躍を出来たのか。世界だけではなく、日本国内にどんな先進技術(エネルギーやインフラといった生活の根幹を支えるテクノロジーは地味ですが、自国で開発できるようになり、しかも海外に輸出しちゃうだなんて、相当に寛大なお許しがないと難しいと思うのですが)を導入することが出来たのか。好き嫌いではなく、もう衰退している日本ですから、周りの人達に育ててもらった子供が、大人になり独立し、それでもお年寄りになって最後はまた回りの人達の助けを借りるように、改めて自分のことを考え直す必要があるのかも知れません。

ワシントンDCのまとめページです。ご参考にどうぞ。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/07/dc_17.html

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