Aug 23, 2013

ポートランドの地ビール祭り

クラフトビール(地ビール)は好きですか?オレゴン・ポートランドで毎年7月に開催される"オレゴン・ブルワーズ・フェスティバル/Oregon Brewers Festival"の雰囲気をレポートします。アメリカのビールがまずいだなんて、今ではウソです。ブログで味は伝わりませんが、雰囲気だけでも伝えられればと思います。 (http://www.oregonbrewfest.com/
アメリカは想像以上にクラフトビールが盛んな国、中でもポートランドは聖地なのだとか。そのポートランドの中心部、コロンビア川のほとりの公園が会場です。北西部の夏らしく、澄み切った青空、そして夏の夕暮れらしい風と光の質感。こんな最高の環境でクラフトビールを満喫できるなんて!
入場時には年齢確認があるので、必ずID(パスポートか、現地の免許証)を持っていきます。しっかりと生年月日を確認されます。アルコールに関しては、日本以上に厳しい国なのかも知れません。厳しいゲートを抜けたら、後は全てを忘れて楽しみましょう。

まずはグラスとコインを購入します。おみやげにも最適な結構しっかりとしたつくりのビールグラス。そしてコイン1枚=試飲(グラス1/4杯分)、4枚=グラス1杯分飲めます。旅行当時は1ドル=約98円でしたので、日本のオクトバーフェストよりもお手頃ですね。
写真右側がブルワリーのブースです。一斉に並んでいます。好きな所に並んで、コインと引き換えに注いでもらいます。どのブースも奥にサーバーが置いてあって、一度ピッチャーに移し替えてから、お客さんのコップに注いでくれます。ここはアメリカ。どんなに行列が出来ても、スタッフを急かしてはいけません。焦らす気も、焦る気も、必要ありません。

とりあえず一番混んでいたブースでIPAを飲みました。とにかく、うまい!迷ったら一番混んでいる所にとりあえず行ってみるのがいいかも。その後も、他のブルワリーのIPAばかり飲んでいました。ひとまず1ドルで各種スタイル(IPA、ラガー、ペールエールなど)を試飲してみて、一番気に入ったスタイルのものを続けて飲むなんて、そんな楽しみ方はどうでしょう。
こう見えて、世界中からお客さんが来ています。どこから来たのか、ピンを立てようコーナーです。恥ずかしながら日本多いですね笑。ミーハー。かくいう自分達のグループは日本&韓国(ユースホステルの人達と一緒に訪れました)。ヨーロッパの人達も多いです。とにかくコケイジャンのお客さんが多かったのですが、アメリカ・ヨーロッパを問わず、クラフトビールは彼らのお気に入りというか、コケイジャン文化を代表するものの一つなのかも知れません。そして見かけで、どこの国出身かを考えるなんて、愚かなことですね。香港から来たというおじさんに話しかけられましたが、彼はコケイジャン。ミスターワールドワイドです。


みんな楽しみ方、リラックスの仕方が上手です。仕草や動作が落ち着いているというか、のんびりゆったりとしています。お酒が入っているので声量は大きいですが、声質が低音ぎみなので、決してやかましくはありません。アルコールが入るイベントでありながら、みなマナーがとても良いです。泥酔して潰れる人、騒ぎまくる酔っぱらいはいません。みなお酒の飲み方が上手です。お客さんたちのこの雰囲気、どうでしょう?幸せそうな人達を見ていると、こちらまで幸せになった気持ちがしてきますね。
会場ではライブミュージックも楽しめます。ダンスミュージックを奏でる、このアーティスト。インディーミュージックというか、楽器まで自作してしまう、究極の手作り感!DIY精神が根付くポートランドでは、音楽だって手作りに限ります。

そして会場の熱気はまだまだ続きます。20時を過ぎて、ようやく太陽が傾きだすと、少しづつチルダウンしていきます。サマータイムのお蔭で、21時まで夜が訪れません。残業しても、太陽の下でビールを楽しめるのです。ビールの味はもちろん、この最高の雰囲気を楽しみに来てください。 

ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html

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