Oct 26, 2013

ポートランド・ファーマーズマーケットで見つけたおすすめ

とても気持ち良い雰囲気のファーマーズマケット。散歩と朝ごはん、お土産を買うのにも最適でした。ポートランドのエッセンスが詰まっています。見ているだけで楽しいベンダーと会場の写真を紹介します。とにかく、うまいものばかりです。さすがポートランド。
1992年から始まったファーマーズマーケットは、ポートランド市内の7カ所の会場で開かれています。今回は毎週土曜日の午前中に開催している、PSU(Portland State University/ポートランド州立大学) 会場を訪れました。毎日いずれかの会場で開催されているので、何曜日にポートランドを訪れても参加できますね。PSU会場が最もベンダーの数が多くて賑やか、かつ観光でも訪れやすい場所にあるので、土曜日に訪れることが出来て幸運でした。

会場は路面電車MAXのPSU/SW 6th Montgomery駅から、SW Harrison St.を2ブロックほど歩いた公園にあります。緑と木漏れ日が美しい広場です。周辺は大学キャンパスを形成していて、大学関連の建物が立ち並んでいます。街中のキャンパスでありながら、緑が豊かで美しいです。

みな、思い思いにくつろいでいます。たくさんの人で賑わっていましたが、決してゴミゴミはしておらず、あくまでも落ち着いたリラックスモード。こちらの人は基本的な動作や仕草が、何やら落ち着いていますね。そして家族、ご近所さん?含めて、休みの日をこうやってのんびりと過ごすなんて、うらやましいです。それにしても、お客さんはコケイジャンばかり(約8割?)。ポートランドの街中を歩いた限りでも、それほど人種的多様性を感じませんが、ファーマーズマーケットはより一層その傾向を感じました。



色の洪水!日本では見かけない野菜も多々あり、眺めているだけで楽しいです。どんな料理にしたらおいしいのか。そんなことを考えながらの散歩は、foodie pleasureでした。アーティチョークは日本では見かけませんね。どのベンダーも野菜をどさっと、ラフに積み置きしている印象ですが、実は色取りや見栄えをしっかり計算しているはずです。オレンジ&赤のミニトマトの色のコントラスト。美味しそうに見える山積み具合。視覚的な印象は重要です。しっかりと考察を踏まえ計算しているのに、あくまでも自然体に見せるのです。

朝食のおすすめ
・「パールベーカリー」Pearl Bakery http://www.pearlbakery.com/
パール地区(パウエルブックストアの近く)にあるパン屋はファーマーズマーケットにも出店しています。ずっしりとしたバナナブレッドがおいしかった。近くにはコーヒーベンダーもありました。地元な有名なパン屋として、サンフランシスコ・ミッション地区にある「タータイン」 Tartineのような存在でしょうか?(過去記事

・果物もあります。ベリー系の充実っぷりはアメリカらしいなと思います。 桃もありました。皮をむかないで、食べている人を見かけました。おなじみの食材でも、食べ方が少しづつ異なるのが、外国で見つけた小さな発見です。小さな違いがおもしろいですね。

・もちろんミートラバーも満足できるベンダーはあります。ホットドッグの店、アルバータ通りで有名な「パインステートビスケット」Pine State Biscuitを見つけました。フライドチキンを挟んだビスケットサンドイッチが絶品です。かなりの行列でした。名前は忘れてしまいましたが、サラミの店で試食したドライサラミも最高。

おみやげのおすすめ
・「フレディーガイズヘーゼルナッツ」Freddy Guys http://www.freddyguys.com/
ポートランドでよく見かけるヘーゼルナッツを買うならぜひここで。試食させてもらって、店の人と会話をしてコミュニケーションを取りながら買ったお土産はより一層、思い出に残りました。ガーリック風味はビール党、チョコがけは皆にぴったり。愛想のよい店員さんでした。

・「チェリーカントリー」Cherry Country http://thecherrycountry.com/
オレゴン名物のさくらんぼの店です。きれいな箱に入ったチョコがけのさくらんぼは日本人の お土産にぴったりだと思います。ギフトらしい体裁を望むのならば。この店はBS-TBSの「アメリカの街」という番組に登場していました。 家族経営です。日本のテレビで見たよ!とお姉さんに話しかけたら、何やら嬉しそうでした。

行きたい店リストなんて作らないでください。いっそ事前情報を仕入れないで訪れた方が感動が増すかもしれません。食べ物を食べるという当たり前の行為がこんなにも神聖で重要なんだと、再発見をしました。工業生産された加工食品を大量に消費する国でありながら、アーティサナルな食文化も世界に発信するアメリカのパワー。良い方向にも、悪い方向にも、食文化を牽引する力を持った国なのです。そしてポートランドの食文化!じわじわと伝わってくる感動が気持ちよかったです。

後半では、こうしたファーマーズマーケットの日本での開催が難しそうな理由、それでも真似する価値があるのではないか?と考えてみます。
「ファーマーズマーケットの開催は日本では難しい」
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_14.html

ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html

POPULAR POSTS