Nov 22, 2013

ポートランドのボヘミアンネイバーフッド(ホーソン地区)

ポートランドでは自転車を借りて、個性的な街並みを巡るに限ります。今回はボヘミアンネイバーとして名高い、ホーソン地区/Hawthorne Stです。チェーン店も立ち並ぶ賑やかな地区ですが、やはりヒッピー・ボヘミアンの影響は今でも健在でした。
ホーソン地区は、アルバータ/Alberta地区(過去記事) や、ミシシッピ/North Mississippi地区(過去記事)に比べると、ダウンタウンから訪れやすいです。自転車はもちろん、ダウンタウンからはバスのRoute14に乗り、Hawthorne St/ 34th Ave付近で降りるとよいと思います。交通局のページでもチェックすることが出来ます(http://trimet.org/schedules/r014.htm)。

かつて精神病院があった地区なのだそうですが、今では様々な店が立ち並んでいます。ヒッピーと、ヒップスターで有名な街並みですから、人間観察をしているだけでも楽しかった。そして一歩通りを入ると、とても美しい住宅街。街路樹がしげっていて、落ち着く街並みでした。ちなみに住宅街の庭(樹木の下)には松のチップが敷き詰めてある家が多く、香ばしいにおいが漂っていました。ナンタケット島のような松の香りは、結構好きです。

 中でも37th Ave辺りがおもしろい。まずは映画館Bagdad Theaterにはレストランもあるので、早めの夕飯を食べる人達で賑わっていました。有名な書店Powell Booksの支店があり、暮らしに関する書籍(料理やガーデニングなど)のコレクションが豊富です。そしてスーパーも併設されています。この辺のコレクションやディスプレイ方法は、日本で個性的かつライフスタイルを提供する類の書店をやっている人に参考になると思います。アルバータとは異なり、何気にチェーン店も多いのがホーソン地区です。さすがにスタバには行きません、代わりにピーツコーヒー/Peet's Coffeeを選びました。カリフォルニア・バークレー発祥のコーヒーチェーン。ヒッピータウンコネクションです。シアトルに対抗心を燃やすのがポートランドなのだとか笑。

どこからともなく、You are my sunshineが聞こえてきました。路上ミュージシャン達の演奏です。とてもカントリーで、オールドタイムな雰囲気。穏やかな休日の夕暮れにぴったりでした。やはりボヘミアンであり、落ち着いた雰囲気なのです。ヒッピーとして政治的に尖っていて、攻撃的な雰囲気はないし、サンフランシスコやニューヨークの大都会のヒップスタータウンのように、スノッブな雰囲気もありません。ポートランドは若者がリタイアしに行く街だ。というコメディPortlandiaの触れ込みはあながち間違いではないような気がしました。ホーソン地区は、ポートランド・ボヘミアンカルチャーの中心地の一つです。

オフィシャル観光ガイド(ホーソン地区)
http://www.travelportland.com/collection/hawthorne/ 

ポートランドのまとめです。ご参考。
http://mytkychronicle.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4735.html

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